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個人投資家の皆様へ

"アウラ"のご紹介

トプコンの事業及び業界独特の用語など、簡単に説明します。

ポジショニングビジネス
アイケアビジネス

ポジショニングビジネス

1. ポジショニング:Positioning

座標、距離、角度、高さ等相対的・絶対的な位置関係を表すものの総称。トプコンでは従来、GPSやTS(トータルステーション)、レーザー機器を測量機器と呼んできましたが、広範囲を高精度に計測できるセンサーとして利用用途が広まり、計測・農業・移動体といった分野に参入するにあたり"ポジショニング製品"としました。

2. トータルステーション:Total Station(TS)

角度と距離を高精度に測定できる装置。角度は1"(1/1 296 000)程度の分解能を持つ。距離は数mm単位の精度を持ち数キロメートルの範囲を計測できます。高精度に計測するにはプリズム(コーナーキューブ)を利用しますが、最近では対象物をプリズム無しで直接計測できるノンプリズムTSが普及しています。さらにマニュアルTSに加えモーターを搭載しプリズムを追尾するモータドライブTSやデジタルカメラを搭載したイメージングステーションなどがあります。

トータルステーション
3. 自動追尾/自動視準:Auto Tracking

トータルステーションやセオドライトの望遠鏡を測定対象物(プリズムなど)の方向に向けてピントを合わせるなどの作業を自動的に行うことが「自動視準」、この自動視準を連続的に行い移動するターゲット(プリズムなど)を追従することを「自動追尾」といいます。
トプコンのトータルステーションは未来の位置を予測し、追尾の妨げとなる遮断や強烈な太陽光といった厳しい環境下でも高い追尾能力を維持します。

自動追尾/自動視準型トータルステーション
4. 精密GPS:Precision GPS

GPS受信機は特性・能力・解析手法等の違いにより精度は百メートル単位からミリ単位まで様々です。この中で数十ミリ単位以上の精度を持つ受信機を精密GPSと分類します。トプコンはこの精密GPS受信機を製造できるメーカーです。
なお、アメリカのGPSの他、ロシアのGLONASS、欧州のGalileo、中国のBeiDou、日本のQZSS(準天頂衛星)など全ての測位衛星を総称してGNSS(Global Navigation Satellite System、全地球航法衛星システム)という用語が用いられます。トプコンの受信機はこの全ての測位衛星信号を受信可能です。

精密GNSS受信機
5. 情報化施工:IT Construction

ICTを活用した施工管理のことで、各プロセスから得られる電子情報を活用して、効率的・高精度な施工を実現し、さらに施工で得られる電子情報を他のプロセスに活用することによって建設生産プロセス全体における生産性の向上や品質の確保を図ることを目的としたシステムです。

情報化施工の範囲
6. 3D-MC:3D Machine Control System

GPSやTSなどのセンサーを搭載し、測定した位置情報と建機に搭載した3D設計データとを比較し、油圧回路を電子的に制御して排土板を自動制御するシステム。常に3D設計データと比較した制御が行えるため、従来工事現場に必須であった丁張りが大幅に削減され、また工事の進行状況を確認するための測量作業も不要となるため、大幅に作業効率が向上します。作業者も建機の排土板操作が不要となるとともに安定した精度を得ることができるため、熟練オペレーターでなくとも均質の施工が可能となります。また、3次元曲面などの難しい曲率を持つ面も高精度に仕上げることが可能となります。更に材料費の無駄を削減する事も可能になるというメリットもあります。

3D-MC
7. 丁張り/杭打ち

「丁張り」とは設計図通りに施工をするため位置や高さの目印をつける作業で、等間隔に木杭(杭打ち)や水平または斜めに打ち付けられた板で構成されます。
土木工事では曲面や勾配など細かい丁張りが必要になります。
なお、トプコンのマシンコントロールシステムは、上記のように丁張り作業を行う必要がありません。

丁張り/杭打ち
8. RTK

Real Time Kinematic(リアルタイムキネマティック)の略。固定局GPSから移動局GPSへ無線や携帯電話などの通信装置により補正データを転送することにより、移動局GPS側でリアルタイムに高精度の測位計算を可能とした手法。リアルタイムに位置データが更新可能なRTKを利用すれば通常の測量はもとより、マシンコントロールのような移動体の高精度な制御も可能となります。

9. 工業計測

人為的に作られた構造物等を高精度に計測する作業。3Dレーザースキャナーや画像計測、高精度のTSなどは工業計測の分野でも活用されています。

10. 精密農業:Precision Agriculture

マシンコントロール同様、農機をGPS受信機を利用して制御します。計画、種蒔き、生育、収穫の各工程に合わせたアプリケーションとセンサーにより、水、肥料、農薬等の散布量等を適量にリアルタイムに制御します。精密農業により単位面積当たりの収量増加と生育費用の削減が実現できます。

IT農業
11. 3D計測:3D Measurement

従来は水平の位置と高さを個別に計測していましたが、3D計測では1度の計測で3次元の位置を算出します。特に3D計測では面的な計測が可能となります。点を結ぶことによって得られていた面情報に比較し、多くの点群を取得できる3Dレーザースキャナーや画像計測を利用することによって圧倒的にリアルな3D面を表現することが出来ます。リアルな3Dモデルにより見た目の分かり易さのみならず、任意の断面を確認できたり、ボリューム計算の精度が向上するなど様々なメリットがあります。

3Dレーザースキャナー GLS-2000

3Dレーザースキャナー
GLS-2000

12. 移動体計測:Mobile Control

GPSをポジショニングセンサーの核として色々なセンサーや計測機器と組み合わせることにより、様々な移動体のナビゲーションや制御、データを収集することができます。
モバイルマッピングシステムは、GPS、IMU、360°カメラ及びレーザースキャナー等を融合した計測システムを車に搭載し、走行路線周辺の3次元データを収集するシステムで、現況調査、図化作成、景観シミュレーション、インフラの維持・管理など様々な分野で活躍しています。

モバイルサーベイシステム IP-S3 HD1

モバイルサーベイシステム
IP-S3 HD-1

13. IMU:Inertial Measurement Unit

慣性計測装置。物体の運動を表現する為の3軸の角度または角速度および加速度を検出する装置。傾きを検知する3軸ジャイロセンサー、動きの強さを測る3軸加速度センサーの6軸センサー、更に方位を見る3軸磁気センサー加えた9軸センサーにより、搭載した移動体姿勢を高精度に補正します。

14. UAV/UAS:Unmanned aerial vehicle / Unmanned Aerial System

無人航空機。日本では小型無人航空機をドローンやマルチコプターと呼称される場合が多い。IMUやGPSの搭載により自動走行が可能となり、測量や災害調査など幅広い活用が期待されています。
トプコンでは、UASに搭載したデジタルカメラ画像から3次元の地形モデルを作成することができるソフトウェアを開発しています。

UAV/UAS

Image Master UAS

15. BIM/CIM:Building Information Modeling / Construction Information Modeling

BIMは、3次元CADデータに部材情報を付加し、設計から施工そしてメンテナンスまで一貫したプロセス管理と共に、CGによるシミュレーション機能をもたせたものです。
建築分野で利用されることの多いBIMに対し、BIMをベースに土木分野への拡大適用を目的として国土交通省により提唱されたのがCIMで、計画・調査・設計段階から3次元モデルを導入し、施工から維持管理まで建設事業全体の生産性向上を図ります。

アイケアビジネス

1. 散瞳/無散瞳:Mydriasis/Non-Mydriasis

散瞳とは、瞳が大きくなっている(瞳孔が開いている)状態をいいます。眼底を隅々まで良く診察するには、瞳孔が極力広い方が観察しやすいため、散瞳剤という目薬を使用し瞳孔を広げて散瞳にします。
一方、無散瞳とは、散瞳剤を使って瞳孔を開かせる必要がないことをいいます。

2. 眼底カメラ:Retinal Camera

眼底の網膜などを撮影して記録する器械です。眼底は唯一身体の中で直接血管の状態を検査できるため、眼科疾患だけでなく、高血圧や動脈硬化による血管の変化や、糖尿病の合併症である網膜症など、内科疾患発見の手がかりにもなります。また眼底カメラには散瞳型と無散瞳型があります。散瞳型は散瞳剤を使用するため周辺部まで鮮明に撮影できます。一方、無散瞳型はフラッシュを当てて撮影します。散瞳型に比べ短時間で検査・撮影が行え、患者様の負担も軽減できる簡便さから、内科や健康診断でも使用されます。

無散瞳型 散瞳型
3. OCT:Optical Coherence Tomography

眼底網膜の断層画像を近赤外線を用いて観察・撮影する装置で、近年の網膜疾患診断を飛躍的に向上させ、眼科での日常診断に必要不可欠な装置となっています。
生体断層画像を撮影する装置としてはX線利用のレントゲン等が知られていますが、OCTは赤外光を用いていることから人体への影響がほとんどありません。
トプコンのOCTは、眼底カメラとOCT(光干渉断層計、赤外光を用い反射光の情報を元に断層を画像化する)を融合した装置で、眼底の撮影だけでなく、網膜などの断層を3次元の立体画像にして診断ができる装置です。

3D OCT-1 MaestroDRI-OCT Triton
4. タイムドメイン/スペクトラルドメイン:Time Domain / Spectral Domain

干渉信号の検出方式で、時間領域=タイムドメイン方式(TD-OCT)、周波数領域=フーリエドメイン方式(FF-OCT)に分けられます。初期のOCTはタイムドメイン方式でしたが、画像化に時間がかかるため、現在はフーリエドメイン方式がOCT装置の主流となっています。
フーリエドメイン方式は干渉信号の分光の方法が2つあり、波長固定光源と分光器(回折格子で分光)を用い検出するスペクトラルドメイン(SD-OCT)とスウェプトソースOCT(SS-OCT、下記5.参考)があります。
2006年に当社は世界で最初にSD-OCT方式の3D OCT-1000を発売しました。

5. スウェプトソース:Swept Source (SS-OCT)

波長掃引光源を用い波長を順次切り替えて出力し、点検出器で順次検出する方式で上記SD-OCTに比べ、高速に画像を取得できる、高感度(深部での信号低下が小さい...硝子体から強膜、脈絡膜まで明瞭に描出できる)、眼球の動きによる感度低下が少ない、光学系のロスが少ない(分光器)などの利点があります。

6. FA/FAF:fluorescein angiography / Fundus autofluorescence

FAは蛍光撮影。蛍光色素を血管内に注入して眼底を検査・撮影する手法。血管内の血流状態を観察・撮影することができます。
FAFは自発蛍光撮影。造影剤を用いず、眼の組織自体により発生する自発蛍光を観察する検査法で、造影剤を使用しないためアレルギー反応などの心配もない低侵襲な検査法です。

7. スクリーニング

スクリーニングとは一定の条件でふるい分けること、選別することを意味し、医療では簡単にできる検査によって、自覚症状のない病気や異常を識別する検査(各種健康診断など)、または、ある疾患が疑われる有症状の患者に対し、診断を進める初期段階で簡便で廉価、患者の負担が少ない方法から検査を始め、暫定的に判定することを指します。
トプコンの3D OCT-1 MaestroやTRC-NW400は簡単な操作で撮影可能なため、今後スクリーニングに活用されることが期待されます。

8. 光凝固

レーザの光を照射して眼底の悪い部分を焼いて治療する装置です。血管が閉じたり、血行不良などにより眼底に発生する脆くて破れやすい新生血管を予防したり、焼きつぶして出血を予防する治療法です。糖尿病の合併症の一つである糖尿病性網膜症や網膜剥離の原因となる網膜裂孔の治療等に使われる眼科診療には不可欠な装置です。
トプコンのPASCALシリーズはレーザ照射時間が従来のレーザ治療器より短いため、熱が眼球外側まで伝わりにくく神経への刺激が少ないので痛みを軽減できます。また、決まったパターンで短時間にレーザを照射できるため、治療時間が従来のレーザよりも短く、患者に優しいレーザ光凝固装置です。

レーザ光凝固装置 PASCAL