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個人投資家の皆様へ

OCTの基礎

光干渉断層計(Optical Coherence Tomography)

眼底網膜の状態を調べるには眼底カメラと呼ばれる機器で写真を撮影し、診断するのが一般的でした。しかしながら、眼底写真だけでは眼底網膜の奥に隠れている疾患を見つけることが困難でした。いわゆる3D化が眼科医療分野でも求められていました。すなわち、深さ方向の情報を得るためにOCTという技術が必要になりました。

光干渉断層計

OCTとはOptical (光学)Coherence(干渉性) Tomography(断層撮影法)の頭文字をとったもので、光干渉断層計と呼ばれます。
その名の通り、光の干渉現象を使って生体断層画像を観察・測定します。 光と光が強め合ったり弱め合ったりする現象(干渉)を利用して画像処理し、断層画像として出力します。

色々なOCT

第1世代

初期のOCTはTD(Time Domain)OCT(第1世代)と呼ばれ、干渉光を作り出すためのミラーを物理的に動かしていました。そのため、1枚のOCT画像を取得するのに1.3秒かかっていました。OCT画像を連続的に取得することにより、3次元画像化します。
3次元断層画像の取得には時間がかかりますが、網膜の深さ方向を測定できるため、眼底診断には欠かせない装置となりました。

第2世代

その後、SD(Spectral Domain)OCT(第2世代)と呼ばれるOCTが開発されました。ミラーを物理的に動かさず、干渉スペクトルをラインセンサーで受光し画像化することにより、第1世代に比べ50倍のスピードでOCT画像を取得することができます。当社SD-OCTの最新機種では更に3倍のスピード化を実現しました。

第3世代

現在ではSS(Swept Source)OCT(第3世代)と呼ばれる最新鋭のOCTが登場しました。SS(Swept Source)は波長掃引光源という、時間的に異なる波長を出すことができます。しかもSD-OCTでは0.8μm(800nm)帯域の波長を使っていましたが、SS-OCTでは1μm (1000nm)帯域の波長を使います。細胞による光の吸収が少ない(損失が少ない)ため、より深くまで光が到達(高浸達)します。光源側で光を振ることができるため、スキャンスピードもSD-OCTの2倍を誇ります。