
眼光学
監修:大阪大学医学部附属病院眼科教授
前田 直之先生
人類の眼の健康、地球環境への貢献のために
Quality of Lifeを支えるQuality of Vision
皆さんは、「見る」ということについて、考えたことがありますか?もし皆さんの普段の生活に、「視覚」が無くなったと想像してみてください。普段何気なく行っていることをはじめ、生活のあらゆる面に影響をきたすことが考えられると思います。
「視覚」は、人生の質(Quality of Life)に大きく影響するものであり、「視覚」の向上こそ、私達Topconアイケアビジネスユニットが目指す全人類への貢献の仕方なのです。
眼の仕組み
眼の仕組みは、よくカメラに例えられます。角膜から入った外の光は、水晶体を通り、網膜に到達し、神経を通じて脳まで届き、初めて「物を見る」ことが正常にできるのです。人間の眼でカメラのレンズに相当するのは角膜と水晶体、フィルムに相当するのは網膜という部分です。

屈折異常 〜ピントが合わない眼〜
下の図に示すように、近視・遠視・乱視などで、遠方からの光が網膜にぴったりと焦点を結ばない場合を屈折異常と言い、物がはっきり見えなくなってしまいます。下図のように、屈折異常のある目は、様々な形のレンズを用いて矯正が必要となります。




眼の健康について 〜中途失明の3大原因疾患〜
屈折異常を眼鏡レンズやコンタクトで使用して矯正しても、網膜や水晶体が健康な状態でなければ、物をはっきり見ることはできません。 生活習慣や加齢が主な原因となっているこうした疾患は、放っておくと失明にまで至らせてしまうほど深刻です。
それでは、白内障、緑内障、網膜疾患の3つの病気について、下の図で詳しく説明していきましょう。
- 白内障
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水晶体が濁るのが白内障です。白内障により視力が低下し、物が霞んで見える、二重、三重に見える、明るいところだと眩しい、などの症状が出ます。
眼内レンズや手術装置・手技の発達に伴い最近では日帰りでの手術も可能となっています。
- 緑内障
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視神経と視野に特徴的変化がある病気で、視野が少しずつ狭くなっていきます。
初期の症状では自覚しない場合が多く、知らずに放っておくと失明の可能性もある怖い病気です。
この緑内障の診断に、眼圧検査、眼底検査、視野検査など多くの検査が必要です。
- 網膜剥離
- 網膜が裂け、剥がれてくることにより視野が欠けたり視力が低下する病気です。初期の治療にはレーザー手術を行います。
- 加齢黄斑変性
- 網膜の中心部にある黄斑というところに老化が原因で起こる異常で、ものがゆがんで見えたり中央が見えなくなる病気。欧米先進国での中途失明の原因のトップで、我が国でも増加しています。


















