資材調達
EU指令への対応
EUで、廃電気電子製品のリサイクルを生産者に義務付けたWEEE指令と、鉛、カドミウム、水銀、六価クロム、臭素系難燃剤のPBB、PBDEの有害物質6種類の使用禁止を定めたRoHS指令が公布され、EU加盟25ヶ国で法制化が進められています。対象となる製品はまだ確定されていない状態ですが、トプコンでは製品の環境負荷を考慮して、基本的にEUで販売する全製品を対象に対応を進めています。
また、同様の法規制は中国、韓国、アメリカなどへも広がりを見せており、より広範囲の対応が必要となると考えています。特に、有害物質に関しては広範囲かつ詳細な調査と代替活動が必要となります。2003年度に調査対象を絞り込み、体制を整えましたので 2004年度初頭から全面的な調査を開始しました。

次に、有害物質の廃絶に関する主な活動を紹介します。
鉛フリーはんだの採用
鉛を含むはんだ等を使用した電気電子製品は、その使用後に適切な処理をしないで廃棄すると、酸性雨などによって鉛が溶け出して、土壌や地下水を汚染する可能性があります。
トプコンでは環境ボランタリープランで「2004年度末までに全製品で鉛フリーはんだ採用」を掲げ全社的な活動を展開しています。鉛フリーはんだ[PDF:32KB]の適用基板を用いた製品は2003年8月より、測量機器製品で量産、販売を開始しました。2003年度末までに5製品に展開しており、社内で生産している全基板の3割をすでに鉛フリーはんだ化しています。
2004年度は混載実装基板製品の鉛フリーはんだ化、全製品への展開、社外調達品の鉛フリーはんだ化を実施します。また、2005年度中に部品の鉛フリー化を実施し製品からの鉛廃絶を実現します。
六価クロムの代替
鉄系材料、アルミ系材料の錆止めに「クロメート」と呼ばれる表面処理(めっき)が施されています。一般のクロメート処理では、六価クロム化合物の膜が形成されます。この六価クロム化合物は徐々に水に溶け出るため、環境を汚染する可能性があります。
トプコンでは自社内での六価クロムによるクロメート処理の代替実験を行っており、2005年までには全ての六価クロメート処理を別の処理に代替します。また、対象製品に使用する購入品についても、2005年10月までに代替を完了させる予定です。
用語解説
- WEEE、RoHS
- 2004年5月に加盟国が25カ国に拡大したヨーロッパ連合(EU)における電気電子製品に対するリサイクル義務及び有害物質の使用禁止を定めた指令
- WEEE指令
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Directive of the European Parliament and of the Council on waste electrical and electronic equipment
廃電気電子機器に関する欧州議会および理事会指令
電気・電子機器廃棄物による資源消費と環境汚染の低減を目的とし、加盟国は、電気・電子機器廃棄物を一般の廃棄物と分別して回収システムを確立しなければならない。業務用製品の生産者には、回収・リサイクルの義務が発生し、また設定されたリサイクル情報の開示、リサイクル率の達成なども義務付けられる。
最初は「ダブリュートリプルイー」と読む人もいたが、今は「ウィー」と読むのが一般的。 - RoHS指令
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Directive of the European Parliament and of the Council on the restriction of the use of certain hazardous substances in electrical and electronic equipment
有害物質禁止に関する欧州議会および理事会指令
電気・電子機器における危険物質の法規定を整備し、生産から処分に至る全ての段階で、環境や人の健康に及ぼす危険を最小化する事を目的としている。
使用を禁止される6物質は、鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、難燃性プラスチックに用いられる臭素系難燃剤のポリ臭化ビフェニール(PBB)とポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)である。
「ロース」、「ローズ」あるいは「ロス」と読むのが一般的。
















