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ニュースリリース : 2010年度

高速施工タイプの3次元マシンコントロール "3D-MC²(スクエア)"を発売

ドーザーの高速走行でも細やかに排土板を自動制御し、滑らかで高精度な仕上げを実現

 株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、取締役社長:横倉 隆)は、土木施工用ドーザーによる高速走行でも滑らかな施工仕上げを実現する最新の3次元マシンコントロールシステム”3D-MC2(スリーディー・エムシー・スクエア)”を国内で発売いたしますのでお知らせいたします。
 3D-MC2(スクエア)は、従来のドーザーによる3次元マシンコントロール*1における高速走行時の施工精度を大幅に変える画期的な高精度仕上げを実現します。新開発のMC2慣性センサー*2を装着することで、高速で高精度な自動施工*3を可能とし、工期の短縮が図れます。
 このトプコン独自開発のMC2慣性センサーは加速度計とジャイロセンサーを内蔵しており、三軸方向の加速度と回転量をこれまでの10Hz(1秒間に10回)から100Hz(1秒間に100回)へ高速化し、GNSSの測位データと結合させることで、極めて高精度な制御を可能としました。これにより高速でドーザーが移動しても、細かな排土板制御を行うことができ、同じく高速で施工作業が行えるモーターグレーダに比類する滑らかな施工を実現します。さらに、高速かつ繰り返し施工などの削減により、作業効率の向上や燃料代の削減、CO2削減も図れます。
 トプコンは、建設生産プロセスにおける高効率・高精度な施工の実現を図る情報化施工*4の推進に、革新的な製品とシステムの提供を通じて貢献して参ります。

施工面例 左:従来、右:3D-MC23次元マシンコントロールシステム 3D-MC2(スクエア)搭載イメージ

【開発の背景】
 従来の3次元マシンコントロールシステムを装備したドーザーは、高速走行による施工作業を行う場合、排土板への自動制御指示が設計面(本来の施工個所)を通過した後に作動することがあるため、設計面通りに施工することは容易ではなく、このため最終仕上げ工程では速度を落として何度も繰り返し施工する必要がありました。トプコンでは、高速で走行しながら滑らかな施工が行えるモーターグレーダ同様のドーザー向けマシンコントロールシステムの開発を目指し、3D-MC2(スクエア)を開発いたしました。

【特 長】
●高速での撒き出し作業による高い作業効率
●材料搬入直後の工程から仕上げの直前の工程まで広く利用が可能
●撒き出し施工面の均一化による品質の向上
●撒き出し工程の高品質化による、後工程の効率化に貢献

【用語の解説】

*1:3次元マシンコントロールシステム

GNSSにより重機の位置情報を取得し、3次元の設計データに基づいて重機の排土板やショベルを自動制御する事により、設計図通りの施工工事を実現するシステム。施工管理も行え、熟練オペレーターでなくとも均質の施工が可能であり、更に材料費の無駄の削減や工期短縮等も可能になるなど様々な特長があります。 



*2:MC2慣性センサー

加速度計測定とジャイロスコープ測定を同時測定できるセンサー。GNSS測位データとの結合で高精度な制御を可能とする。

3軸6方向の重力加速度を加速度計で測定3軸の機体回転率をジャイロスコープで同時測定測位データと結合して制御


*3:高速で高精度
従来、最終仕上げは2速ハーフ以内のギア(速度)で行っていましたが、3D-MC2(スクエア)では高速走行でより高い仕上がり精度での施工が可能です。当社の検証実験では2速フルでほぼ±15mm以内(83%)と非常に高い精度を実現しております。表示ズレ修正
*幅約5m長さ20mのレーンを作成し施工、施工速度は3速全開、2速全開、1速全開でそれぞれ行う。2mピッチで高さをセンター、サイドでTS(トータルステーション)を用いて測定

*4:情報化施工
建設施工分野におけるイノベーションを実現するICT(情報通信技術)を活用した新しい施工方法。国土交通省をはじめ産官学による普及推進をすすめている。

【その他】
発  売  : 2010年7月   
国内標準価格 : 個別に見積り