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ニュースリリース : 2012年度

3次元眼底像撮影装置DRI OCT-1 を発売

~世界最速スキャン、断層深層まで撮影できる 3次元眼底像撮影装置~

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、取締役社長:内田 憲男)は、後眼部眼底撮影装置では世界初*1となる3次元眼底像撮影装置 DRI OCT-1*2を2012年4月に発売します(3D OCT-2000と併売)。

B-scan眼底断層像(12mm ラインスキャン、96枚重ね合わせ) 当社では、2006年にスペクトラルドメインOCT(3D OCT-1000)を眼科医療機関へ発売し*1、現在は後継モデル3D OCT-2000 シリーズを全世界に展開し販売を行っています。新モデルDRI OCT-1は、中心波長1,050nmの波長掃引レーザー*3を用いることにより、従来の光源(中心波長820nmのSLD*4)よりも組織侵達性に優れ、網膜、脈絡膜、強膜の領域を高精細*5に撮影することが可能になりました。さらに世界最速スキャン*6を実現(100,000 A-scans/秒:当社従来機比約2倍)、瞬時の撮影により、眼球運動の影響を軽減することが可能です。これにより撮影成功率が向上し、患者様への負担軽減が期待されます。また、同光源は、白内障や硝子体混濁による散乱の影響をも軽減できるため、それらの疾患を有する場合でも感度を維持して眼底断層像を撮影することができます。これらの特長から、従来対象としていた症例に加えて、強度近視や脈絡膜起因性疾患における研究の分野で活用されることが期待されています。

3次元眼底像撮影装置 DRI-OCT-1
販売名:3次元眼底像撮影装置 DRI OCT-1
医療機器認証番号:224AABZX00031000

*1: 当時、当社は後眼部眼底を撮影するスペクトラルドメインOCTを世界に先がけて発売しました。
*2: DRIとは、Deep Range Imaging の略で、硝子体側から測定眼によっては強膜まで、高精細な網膜断層画像が得られることがイメージできるモデル名を採用しました。
*3: 測定光源の種類のひとつ。
*4: 同じく測定光源の種類のひとつで、Super Luminescent Diodeの略。
*5: 全ての症例に対して高精細な画質を保証するものではありません。例えば著しい疾患がみられる被検眼の場合、画質の劣化が生じることも予想されます。
*6: 2012年4月現在 トプコン調べ

【OCT測定方式の歴史】

右図のように、OCT(光干渉断層像)が登場した当初はタイムドメイン方式が用いられていました。 2006 年に当社が世界に先駆けてスペクトラルドメインOCT (3D OCT-1000)の販売を開始、初期のタイムドメイン方式と比較してA-lineのスキャン速度が飛躍的に向上し、結果として短い測定時間内での高解像度撮影が可能になりました。さらに今回、波長掃引レーザー(スウェプトソース)を採用したDRI OCT-1では、当社従来機と比較して約2 倍のスキャン速度となる世界最速 100,000A-scan/ 秒を実現しました。

OCT測定方式の歴史とスキャン速度


【特 長】

世界最速100,000 A-scan/秒

当社の従来機(3D OCT-2000)に比べて約2倍のスキャン速度となる世界最速100,000A-scan/ 秒を実現しました。

網膜、脈絡膜、強膜までの、高画質な眼底断層像を撮影

中心波長1,050nmで、かつ波長掃引レーザーによる測定は組織侵達性に優れ、且つ2.6mmの広い測定レンジにおいて安定した高感度を実現します。この二つの特徴を有することで、硝子体側から、網膜、脈絡膜、強膜の領域全体を高精細に撮影することが可能になりました。また、白内障など水晶体混濁による散乱の影響を軽減できるため、そのような眼の状態であっても眼底断層像を高感度で撮影できます。

網膜、脈絡膜、強膜までの高画質な眼底断層像を撮影
B-scan 眼底断層像(12mm ラインスキャン,96枚重ね合わせ)

■不可視スキャン

1,050nmの波長を持つ光源によるもうひとつのメリットは、撮影する光が眼に見えないこと、すなわち不可視の状態で撮影が可能になることです。そのため被検眼の固視は従来よりも安定した状態で撮影を行うことができます。これにより、固視不良を原因とする再測定が少なくなるため、被検者および検者の負担軽減につながります。

【主な仕様】

眼底観察・撮影
撮影種類 IR、レッドフリー
撮影画角 43°
作動距離 40.7mm(眼底撮影時)
撮影可能瞳孔径 通常時φ4.0mm以上、小瞳孔径時φ3.3mm
眼底像解像力(眼底上) 10本/mm 以上
眼底断層像観察・撮影
スキャン範囲(眼底上) 横方向3~12 mm縦方向3~12 mm
スキャンパターン 3D スキャン(水平/垂直)
直線状スキャン(Line-scan/Cross-scan/Radial-scan)
円形状スキャン
スキャンスピード 100,000 A-scans per/秒
横方向分解能 20um (micro meter)
深さ方向分解能 8 um (micro meter)
撮影可能瞳孔径 φ2.5mm以上
眼底像/眼底断層像観察・撮影
内部固視標 マトリクスLCD (提示位置切換・調整、提示方法変更可能)
電気的定格
電源電圧 交流:100 V 周波数:50-60 Hz
電源入力 200VA
寸法・質量
寸法 545 mm(W)×535 mm(D)×585~615 mm(H) 
質量 35kg


【その他】

販売名: 3次元眼底像撮影装置 DRI OCT-1
医療機器認証番号: 224AABZX00031000
発売時期: 平成24年4月