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ニュースリリース : 2014年度

下関市立近代先人顕彰館3Dモデルおよび山口県下関市唐戸地区3Dモデルマップを公開

3Dデータで運用・管理する日本初のプロジェクトで歴史的・文化的財産の価値向上と文化資料の共有を実現

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:平野 聡)は、山口県下関市が進める「下関市立近代先人顕彰館(愛称:田中絹代ぶんか館)」(旧逓信省下関電信局電話課庁舎、大正13年(1924年)竣工)建物竣工90周年、田中絹代ぶんか館オープン5周年の記念事業として、公益財団法人 下関市文化振興財団、株式会社NTTファシリティーズ、オートデスク株式会社とともに、最新のIT技術を用いた建物の3Dモデル化プロジェクトを2014年5月から進めてきました。

この度、プロジェクトが完了し、2月14日(土)午前9時30分から3Dモデルデータを一般公開することになりましたのでお知らせします。

 

公開する内容:

(1)田中絹代ぶんか館3Dモデル

(2)山口県下関市唐戸地区3Dモデルマップ

 

公開場所:

(1)田中絹代ぶんか館1階ロビー(山口県下関市田中町5-7)

(2)インターネット http://kinuyo-bunka.jp

 

bunka_3d_model.jpg  bunkakan_image.jpg

 

田中絹代ぶんか館は、大正時代特有の設計、装飾が数多く現存する当時の時代背景や文化を現す貴重な建築財産です。近代建築資料として後世に残し、広く認識していただくため「ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)」の手法で、建物全体の3Dモデル化を行ってきました。また、近代建築資料を後世に残すという目的の他にも3Dモデルの利用により、2Dの図面データと比較し、建物内外の詳細が分かるため、効率的な建物の修繕・保全が可能となります。

今回のように建造文化財が3Dモデル化され、3Dデータが運用・維持管理にまで利用されるのは全国でも初めてのケースです。

 

今回のプロジェクトでは、株式会社NTTファシリティーズ監修の下、オートデスク株式会社のソフトウェアによるBIMデータ作成といった技術協力、株式会社トプコンのレーザースキャナーによる建物のデジタルスキャンといった技術協力により、建造文化財の3Dモデル化を図りました。

また、3Dモデルをファシリティマネジメントの視点で以下のように活用できることがわかりました。

 

  1. 歴史的価値の高い建物がやむを得ず解体される場合でも、その時代独特の装飾や設計意図をコンピューターで詳細に残すことができ、研究資料として後世に残すことが可能です。また、模型のように保存場所を必要としないため、博物館で3Dモデルとしてデジタル展示するなど、活用方法も幅広く検討可能です。

  2. 見学者が事前に通路の距離や設備の大きさを把握できるため、車椅子などを用いた見学を事前に検討することが可能です。また、新しい展示のレイアウト検討や動線、設備の確認ができ、より効果的な展示方法の検討が現実に近い形で可能です。

  3. 建物の点検、修繕工事などを行う前に、作業の場所、内容を確認できるので、現実的な作業の検討と工程計画が可能です。また、事前に安全対策のシミュレーションの実施が可能です。

 

用語説明

*ビルディング・インフォメーション・モデリング(BIM)

コンピューター上に作成した3Dの建物のデジタルモデルに、コストや仕上げ、管理情報などの属性データを追加した建築物のデータベースを、建築の設計、施工から維持管理までのあらゆる工程で情報活用を行うためのソリューション