2021年3月期第3四半期決算説明会

開催日 2021年1月29日
場所 オンライン開催(ライブ配信)
説明者 取締役兼上席執行役員 財務本部長 秋山 治彦

主な質疑応答   PDF版(同一内容記載)は、前ページのスクリプトをご参照ください。

全社共通事項

  • 業績見通し :第4四半期は若干の減収、利益も第3四半期ほど改善しない数字。経費の戻りをある程度見込んでいるのは理解できるが、トップラインはもう少し伸びてよいのでは?

    今回の業績見通しの背景として、特に欧米主要国でロックダウンが継続している状況から、新型コロナウイルス感染拡大の勢いが止まらないというネガティブケースを考慮している。前年度第4四半期はアイケアビジネスで大きな影響を受け、同様なケースが起きないことを祈っているが、そのようなリスクも鑑み今回の売上数値を置いている。

  • 業績見通し :上方修正した営業利益10億円の内訳を増減益分析の構成要素で教えてほしい。

    固定費削減が従来の計画を7億円超過しており、残り3億円分を売上増減・Mixの増加と見込んでいる。

  • 固定費削減 :働き方の変化で出張費用など大幅に削減されていると思うが、新型コロナによって御社のビジネススタイルが変わり、収益構造に大きな変化があれば教えてほしい。

    活動費の削減が大きく、出張費や展示会、広告等のマーケティング費用も大きく削減できた。来年度の見通しについては、今回の経験を通して、従来のように出張しなくてもある程度のビジネスが遂行可能とわかったので、今年度の経費水準を維持できるとは思っていないが、ある程度削減していけると考える。

  • 固定費削減 :固定費削減45億円の内、新型コロナ影響で本来使う必要のあった金額とそれ以外の要素で切り分けるとどのようなイメージになるか?効率改善に結びついた削減要素は来期以降も継続性を期待して良いか?

    切り分けた数字はないが、45億円のうち「使いたくても使えなかった」「出張に行きたくても行けなかった」「展示会がなくなってしまった」といった経費は半分以上と思われる。これ以外に、このような状況下のため元々使う予定だった経費を会社全体で圧縮している。

  • 半導体不足 :半導体不足はどの程度インパクトがあるか?

    当社のほぼすべての製品に半導体、マイコン関係を使用しているが、現状は一部の測量機で不足が出ている状況。今年度に限っては大きな影響は出ないよう最大限手を尽くしている。今後半導体の需給関係が一層悪化してくると、更なるリスクが顕在化してくる可能性もある。

ポジショニング・カンパニー/スマートインフラ事業

  • OEM :第3四半期はOEMが戻ってきたが、背景や今後の見通しについて教えてほしい。

    2019年度の下期にOEMが低下したが、今期は元の水準に近いところまで戻ってきた。OEM先の市中在庫や生産計画等があるので今後の予測は難しいが、アフターマーケットの需要は落ちていないため、OEMの需要が前年のように大幅に下落するとは考えていない。

  • 建機・農機需要動向 :補助金効果や市況回復といったモメンタムは来期も続くと見ているか?通期見通しのリスク要因の中で、建機・農機需要に関するリスクも見ているのか?

    来期の見通しについては言及できないが、足元、ICT自動化施工はアフターマーケット、OEMとも前年同期比でプラスに転じ、コンストラクション関連の指標も改善しており、この傾向は継続すると考える。IT農業は補助金効果が大きいと考える。ただ、補助金効果で今まで自動化を躊躇していた農家が自動化に踏み切り、生産性向上が市場にしっかりと認知されてくれば、補助金による後押しが少なくなったとしても大きく落ちることはないと考える。

  • IT農業補助金 :ポジショニングとスマートインフラ両方のセグメントで、IT農業における補助金のお話があったが、このインパクトについて、期間や定量的なイメージを教えてほしい。

    国内の補助金に関しては、オートステアリンングシステムの導入に対して、経営継続補助金という農林水産省の補助金制度が適用されている。第1段階の補助金受付はすでに終わっており、今はその納品の段階。従い第3四半期に出た補助金効果は一段落するが、経営継続補助金増額の可能性もあり、引き続き期待が持てる。海外では、欧州各国でIT農業に対しさまざまな補助金が適用されている。特に第3四半期は補助金による増収効果がイタリアで最も大きかった。

アイケア事業

  • 眼鏡市場 :HOYAが「ヨーロッパの眼鏡市場が12月下旬くらいから非常に悪くなっている」と言っていた。御社もそのような認識があるか?

    欧州の眼鏡店の一部ではそのような話も聞いているが、第3四半期に当社のビジネスへの影響はそれほど出ていない。ただ、お客さまが眼鏡店に行くことを控え、需要が減る影響が今後間接的に出てくる可能性もある。それについては、新型コロナウイルス感染拡大のリスクとして織り込んで今回の業績見通しを算定している。

  • 業績見通し :ここ数年、先行投資的な費用が増え、収益が出にくくなっていたのが、第3四半期単独で営業利益率が10%に戻っている。2021年度はこの第3四半期単独の数字がある程度ベースになるか、それとも累計で見たほうがよいか?

    第3四半期の3ヶ月だけで見ると、特殊要因等も含まれているので、今後この利益水準が続くとは考えにくい。来年度に向けて新型コロナウイルスが収束していくと、営業活動費用等も出てくる。但し、従来かけていた先行投資はある程度一巡し落ち着いているので、今後は先行投資が大幅に出ることはない。

  • 在庫状況 :上期は在庫消化のため生産調整したと聞いていたが、足元の生産と在庫の状況を教えてほしい。

    第1四半期、第2四半期で生産調整を実施した結果、ある程度落ち着き、第3四半期では生産調整を行っていない。全社で在庫が減っているが、アイケアも在庫は減る傾向。

  • 収益構造 :第3四半期は売上回復に対し利益の出方が大きいように見えるが、これは一般経費や固定費の削減が大きかったためか? 収益構造的に何か変化があるのか?

    構造的に特に何かが変わったということではない。第1四半期、第2四半期は眼鏡店や眼科に行きたくても行けない人がかなりいたと思われるが、新型コロナウイルスが一段落した後にその需要が戻ってきた。それに伴い、当社の売上も上期低迷からの需要反動増が第3四半期大幅伸長要因の1つだと思う。また、中国市場の正常化により、第3四半期に前年同期比で約30%販売伸長した点も大きい。全セグメントに共通しているが、販管費削減も利益貢献の要因となっている。

  • 引き合い・受注状況 :御社が新型コロナ影響が出る前から取り組んできた、中国の販売網再編、製品開発や大手眼鏡チェーン向けビジネスがこのタイミングで形になりつつあるという印象を持っている。欧州で先行発売されたChronosの引き合い状況、大手眼鏡チェーン店向けスクリーニングビジネスの足元の状況について教えてほしい。

    第2四半期から第3四半期にかけて、眼鏡店向けスクリーニングビジネスも戻ってきている。チェーン店名を開示することはできないが、引き合いも増加しMaestroの大型受注が決まった案件も出ている。また、Chronosは先行販売した欧州で既に受注を受けているが、その後米国や日本でも発売を開始しており、第4四半期から来年度にかけて、大きな期待を寄せている。

将来見通しに対する注意事項

本資料に記載の業績見通し並びに将来予測は、資料の作成時点において入手可能な情報に基づき、計画のもとになる前提、予想を含んだ内容を記載しております。

実際の業績は、今後の事業領域を取りまく経済状況、市場の動向により、これらの業績見通しとは異なる場合がございますので、ご承知おきいただきますようお願い申し上げます。

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