米国販売会社が眼科向ネットワーク企業を買収

2006.09.07

1.概要
当社の米国販売会社であるTopcon Medical Systems, Inc.(ニュージャージー州)は、8月24日 眼科向ネットワークソフトウェアの開発・販売会社である Anka Systems, Inc.(ヴァージニア州)を買収したことを発表いたしました。Anka社の概要、米国眼科ソリューションビジネス戦略等、今後の事業展開は次のとおりです。

2.米国眼科市場
米国におきましても、医療費削減、医療ミス防止、患者サービス向上やペーパーレス化を目指し「電子カルテ」(EMR:Electronic Medical Records)の普及が進んでいます。しかし、眼科における電子カルテ導入には、様々な検査機器がありデータのデジタル化が困難であること、現在使用している検査機器とEMRの直接接続が困難である、等の障害がありました。

3.Anka社の概要
Anka社は、本社をヴァージニア州に置き、眼科におけるデジタル画像や検査データの管理・解析を行うネットワーク製品EyeRoute™の開発販売を行っている企業です。EyeRoute™は、Webベースでのデータ管理やEMRと眼科検査データのベースとの接続等を実現するシステム製品で、南カリフォルニア大学 DOHENY EYE INSTITUTEをはじめ、全米の最先端研究施設に導入され高い評価を受けています。

4.Anka社の買収
米国における眼科向ソリューションビジネスの発展には、

  1. EMRと市場シェアNo.1である 弊社デジタル画像ファイリングシステム IMAGEnet™とのシームレスな接続
  2. 様々な眼科医療機器電子データのEMRへの接続が不可欠と判断し、Anka社をTOPCONグループの傘下へ迎えました。なお、Anka社の買収にあたっては、当社の米国販売会社であるTopcon Medical Systems, Inc.が出資いたしました。

5.米国におけるソリューションビジネス展開
トプコンはAnka社の買収により、次のビジネス展開を目指しています。

  1. 市場シェアNo.1である デジタル画像ファイリングシステム IMAGEnet™とEMRのシームレスな接続の実現による売上増と更なるシェア拡大
  2. EMRやWebベースデータベースとの接続による眼科医療機器の売上増と更なるシェア拡大
  3. トプコンの販売ネットワークを活用によるEyeRouteの売上増と更なるシェア拡大
  4. 米国・欧州で特に売上好調な 糖尿病眼底スクリーニングシステムのEyeRoute融合による更なる売上増
  5. ネットワークシステム及び眼科医療機器の保守ビジネスへの参入

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