3次元マシンコントロールシステム LPS-900

自動追尾トータルステーションを使用した高精度マシンコントロールシステム
2007.10.22

《概要》

土木施工の効率化に革命をもたらしている情報化施工。その情報化施工の中核をなすマシンコントロール技術は日々進歩を続けています。マシンコントロールシステムの利用が一般化するにつれ、より多様な作業環境下での適用要求が高まっています。
こうした要求にお応えする3次元マシンコントロールシステムが”LPS-900”です。
現在のマシンコントロールシステムはGPSをセンサーとする物が主流となっていますが、広範囲の現場がカバーできる一方で、上空視界に左右され、現場で使用できないこともあるというデメリットもあります。
“LPS-900”はGPSよりも安価で上空視界に左右されない自動追尾トータルステーションを位置センサーとして採用したシステムであり、特に山間部が多く、小規模の現場が多い日本では高い効果が見込まれます。また、センサーをGPSに交換するだけでGPSのメリットを活用することも出来ます。
“LPS-900”はより多彩な場面で情報化施工を適用させることができるマシンコントロールシステムです。

《特長》

  1. 上空視界に左右されないマシンコントロールシステム
    GPSよりも安価で上空視界に左右されない自動追尾トータルステーションを位置センサーとして採用したシステムです。山間部やトンネル、都市部など上空視界の悪い現場でも活用できるシステムです。
  2. 世界最速! 20Hzの超高速データ更新間隔!
    LPS-900のセンサーである自動追尾トータルステーション”GPT-9000A MCエディション”はデータ更新間隔20Hz(1秒間に20回)を実現。高速移動における制御もスムーズに行うことが可能です。
  3. GPS システムと完全互換
    従来はセンサー毎に異なるコントロールボックスを重機にインストールしなければなりませんでしたが、LPS-900のコントロールボックスはGPSシステムと完全互換。作業環境にあわせ、センサーを選択することが出来ます。
    橋梁の下等、障害物の影響によりGPS衛星の受信が困難な場所や高さ精度を必要とする作業を行う場合でも、センサーをGPT-9000A MCエディションにするだけで作業が可能となります。フレキシブルなセンサー対応により、如何なる作業環境でも3D-MCによる作業を可能とします。
  4. 小中規模現場で威力を発揮
    自動追尾トータルステーションを使用することにより、小中規模現場で威力を発揮します。大規模現場はGPSシステム、小中規模現場は自動追尾トータルステーションと、使い分けることができます。
  5. GPT-9000A MCエディションでワンマン測量作業
    従来、マシンコントロールに利用されるTSは専用製品であり、それ以外の作業でTSを利用することは不可能でした。GPT-9000A MCエディションは一般測量向けのTSをソフトウェアのアップグレードをすることでマシンコントロールに対応できます。つまり有人一般測量用の機能はそのままに、マシンコントロールにも対応可能としているのです。GPT-9000A MCエディションを利用すれば自動追尾機能を利用したワンマン測量さえ可能となります。マシンコントロールのセンサーとして利用していない時には測量用のTSとしての活用ができ、ワンマン測量の検測作業を実施できるなど、機材の稼働率が大幅に向上し、生産性のアップに繋がります。

《発売開始》
2007年10月

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