ハンドヘルド2周波GNSS受信機 GRS-1を発売

測量・土木に加えGISまで幅広い分野に対応したGNSS(GPS+GLONASS)受信機
2009.04.15

《概要》

(株)トプコンはコントローラーとGNSS※2受信機を一体としたGRS-1を6月に発売します。GRS-1はポケットに入ってしまう程コンパクトなボディーに2周波GNSS(GPS+GLONASS)の受信能力、コントローラー機能、携帯通信モジュール機能、デジタルカメラ等、多彩な機能を搭載した高精度GNSS受信機です。
GNSS受信機は急速な技術革新と利用範囲の拡大によりさまざまなタイプのGNSS受信機が存在してきましたが、作業者からはあらゆる測量手法と広い分野での活用に対応できる受信機の要望が高まっていました。そうしたご要望に答えるべくトプコンは全く新しいコンセプトのGNSS受信機”GRS-1”を開発いたしました。GRS-1はDGPS※3からRTK※4,スタティック※5まであらゆる精度の要求に合わせた観測方法で測量・土木からGIS※1まで幅広い分野の作業に対応できるGNSS受信機です。特に近年普及が目覚しいネットワーク型RTK※6には最適であり、軽量・コンパクトで機動力の高い観測スタイルを実現しました。

《特長》

  1. 超軽量2周波GNSS受信機
    770gの超軽量・小型のハンドヘルドタイプのボディーのコントローラー一体型2周波GNSS受信機。
  2. 幅広い分野へ対応
    幅広いラインナップにより、測量・土木からGISまで幅広い分野へ対応。
  3. 携帯通信モジュール内蔵
    ネットワーク型RTKに最適なGNSS受信機。
  4. 送受信小エリア無線ホルダー採用
    無線機が必要な時だけワンタッチで取付けられる無線ホルダーを採用。
  5. シンプルなスタティック観測
    非常にコンパクトでシンプルなスタティック観測を実現。
  6. GISデータ収集に最適
    デジタルカメラを内蔵し、位置情報、属性情報、画像情報を同時に収集できます。

《発売時期》

GRS-1シリーズ : 2009年7月

注釈
※1 GIS : 地図データをベースとして属性情報を管理する地理情報システム。
※2 GNSS : 測位衛星により地球上で自分の位置を決定することの出来るシステムの総称。
米国ではGPS、ロシアではGLONASSが稼働中である。
※3 DGPS : サブメートル精度で位置決定を行う手法
※4 RTK : リアルタイムにミリメートル〜センチメートル精度で位置を決定できる観測手法
※5 スタティック : 長基線においてもミリメートル精度で位置を決定できる後処理観測手法
※6 ネットワーク型RTK : RTKの観測手法の一種であり、電子基準点からの合成波を補正データとして
利用する手法。

検索

Search