円偏光技術を搭載 パネルチャートPC-50SBを発売

トプコン検眼システムの視力表ラインアップをさらに充実
2012.08.02

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、取締役社長:内田憲男)は、円偏光技術を搭載し、両眼開放屈折検査並びに、両眼視機能検査を可能にした「パネルチャートPC-50SB※1」を2012年8月に発売します。

現在当社では、検眼システムコンプビジョンCV-5000S※2を世界各国に販売しています。今回発売する新モデルPC-50SBは、3Dテレビや3D映画などで採用されている技術を視力表に応用し、両眼開放下での屈折検査を可能にしました。従来の視力表※3に加え、トプコンCV-5000Sシリーズのラインアップを充実することにより、ユーザー様の選択の幅を広げ、よりニーズにあったモデルを提供します。

※1:PC-50SBは「コンプビジョンCV-5000」の付属品です。「コンプビジョンCV-5000」と組み合わせて使用します。
※2:CV-5000Sはカタログ名称です。
※3:パネルチャートPC-50/50S、省スペース型ミラクルチャートMC-4S、オートチャートプロジェクタACP-8(海外のみ)

【特長】

・円偏光フィルター搭載
円偏光とは、3Dテレビや3D映画などに採用されている技術で、偏光メガネをかけることにより左右眼に異なる画像を提示します。顔を傾けた場合でも偏光状態が維持され、従来の直線偏光に比べより安定した状態で検査を行うことができます。

・両眼開放検査
右眼または左眼測定を行っている最中、遮閉をせずに、両眼に円偏光フィルターをセットします。
検査対象眼では視標は見えますが、検査対象眼と反対の眼では視標は見えません。両眼開放検査により、眼の調節の介入 (焦点を近くにあわせること)が低減されます。

・動画(2D/3D)映像
高速道路(2D)と一般道(3D)の運転シーンをイメージした動画を内蔵しています。走行中の見え方のイメージ体験や、トンネルシーンでのサングラスの濃さの確認、3D画像での立体感の確認を行うことで、使用シーンに合わせたメガネ選びが行えます。

・アクティブチャート
深視力検査、立体視や斜位など両眼視機能の検査では、チャートに動きが加わる当社オリジナルの「アクティブチャート」を搭載しており、さまざまな測定が行えます。

【主な仕様】

検査
設置可能距離※4※5標準5m(2.5m、2.75m、3.0m、3.25m、3.5m、5.0m、6.0m または 20ft.)
検査指標視力値0.02 ~2.0 の視力検査視標※4、5、及び視機能検査視標
視標表示横一列、縦一列、一文字、R&G、白黒反転、コントラスト変更、偏光表示
電気的定格
電源電圧交流:100 V-240V 周波数:50-60 Hz
電源入力135VA
寸法・質量
寸法460 mm(W)×65 mm(D)×392 mm(H) 
質量6.0kg

※4:設置距離5.0m以上の場合:視力値は0.03~2.0の視力検査視標、設置距離2.75m以下の場合:視力値は0.02~1.6の視力検査視標となります。
※5:偏光表示とCV-5000本体の円偏光フィルターまたは円偏光メガネを組み合わせ、両眼開放屈折検査または両眼視機能検査を行う際の設置距離は3.0m以上です。設置距離3.0m以上3.5m以下の場合:視力値は0.02〜1.25の偏光視標、設置距離5.0m、6.0mの場合:視力値0.03〜2.0の偏光視標となります。

【その他】
販売名:「コンプビジョンCV-5000」の付属品「パネルチャートPC-50SB」
医療機器認証番号:13B1X00030CV5000
発売時期:平成24年8月

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