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GNSS受信機 GR-2100N活用事例(GR-2100N)

コストダウンと業務効率化を実現。RTK電子平板を武器に、業務を多数受注!

静岡県湖西市に位置する地域密着型の測量会社である有限会社フィリット様では、同市岡崎地区の現況測量において、作業効率の向上及びコスト削減を図るため、「GNSS受信機 GR-2100N」を導入した。

「当初、湖西市内の複数の測量業者・土地家屋調査士の共同事業として、GPS導入の計画が持ち上がったが、自社での単独購入により、測量コストの削減と、社内技術力の向上を同時に図れるのではないかと判断し、今回の導入に至った」と同社山本社長は導入の経緯を語る。受信機の選定には、トプコンのPacketRTKネットワークを利用することで、GLONASSでもRTK測量が可能であることが決め手となった。また、「RTKを利用してみて平板作業に向いているのでは?」と直感し、RTKに電子平板を連動させたところ、トータルステーション(以下TS)平板作業と比較し、作業効率が非常に良くなることを実感したことも導入の後押しとなった。結果、その判断に間違いはなく、「作業効率が450%もアップし、さらに担当者のレベルアップにも繋がった」という。

今回は、電子平板を用いたことで、現場では結線作業まで行える。これにより、現場作業で粗図まで出来上がり、図面編集にかかる時間を大幅に短縮することができた。また、GPSを用いたことで、TSでは3人がかりで1日平均400点程度の作業が、1人で1日平均600点程度の観測が可能となった。今回の作業者3人では、最高1,800点もの観測が可能となり、作業スピードのアップはもちろん、人件費の削減にも繋がった。さらに、「基準点測量の際の選点作業は、全社員が身に付き、『上空視界は良いが観測不良』『観測出来たが精度不良』など、GPS観測(測量)を行えるかどうかの判断を、現場にて担当者レベルで行えるようになった」と山本社長は導入のメリットを説明する。
実際にシステムを利用した作業担当者の反応は、「GPSと電子平板への接続作業も非常に簡単で、全部セットアップした時の重量もあまり気にならない」と非常に良好だ。今回のシステムの導入の成果を山本社長は、「RTK電子平板を武器とした営業展開を行ったところ、多くの平板作業を受注できるようになった」と話す。
最後に、「スタティック、RTK、GPS平板測量など、全てのGPS測量を網羅し、GPSを中心とした事業展開にしていきたい」と今後のビジョンを力強く語った。

ユーザ名:有限会社フィリット
プロジェクト:湖西市岡崎地区現況測量(3.0ha)
ロケーション:静岡県湖西市岡崎地区
使用機種: GNSS 受信機 GR-2100N 4 台
      (固定局1台、移動局3 台)