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イメージングステーション活用事例(IS)

データコレクタに視準画像と設計ラインが表示され、管理断面も一目で把握。効率的なTS出来形管理を実現!!

株式会社南雲建設様は、群馬県の道路・河川・橋梁などを中心に多くの公共工事事業を手がけている。同社では今回、群馬県渋川市の畑地帯整備事業において区画整理工事を行った。畑地帯整備事業とは、畑作農業の生産合理化を図るために必要な生産基盤を整備する事業である。
畑地の区画整理は作物収穫と種まきの合間を縫っての工事であり、工期が限られるため、作業時間の短縮が課題となっていた。同社では一般的なトータルステーションとデータコレクタで測設を中心とした測量作業を行ってきたが、作業時間短縮の課題を解決するためにイメージングステーション「IS」を活用した。

同社取締役部長・片野光男氏は、ISを使用した効果について「整地段階の何の目印もない広大な現場では、これまで測設ポイントへの誘導に時間がかかっていた。しかしISの場合、作業者の持つデータコレクタの画面にISの視準画像を背景として、測設方向の矢印と測設ラインが示される。実画像が表示されると直感的に移動方向が分かるので、テンポよく作業もできる。現場の畑地は法面や盛り土があるので、測点移動の際、プリズムがトータルステーションの視野から見えなくなり、追尾が外れることも多いが、データコレクタ上に映る画像で自分の位置が確認できるので、プリズムの再ロックが素早く確実に行え、抜群の安心感がある。これまで3日かかっていた測設作業も、ISを導入して以来、1日でできるようになった」と語る。さらに「限られた工期の中でも縦横断、杭打ち、丁張りなどの作業量は多く、以前は外注に頼らざるを得ないことも度々発生した。しかし、今はすべてを自社で行っており、現場において出来形管理も行うことができる。農道の出来形管理では画像の上に設計ラインが表示されるので、管理断面の位置も一目で分かり、非常に便利である。発注機関の検査時にも、見て分かるのでチェックがスムーズに進む」と片野部長は付け加えた。

同社では、他社との差別化をはかるためにISによるTS出来形管理を進めており、発注機関への積極的なPRも行っている。「3次元設計データを活用した出来形管理は、道路土工など我々が携わる様々な工事に転用できる」とISをより多くの現場で適応させる取り組みを、意欲的に行っている。「常に一番を目指す我々は他社に先駆けて行動を起こすのがモットー」と熱く語る片野部長からは、同社の向上心に満ちた前向きな企業姿勢が強く感じられた。

株式会社南雲建設 取締役部長 片野光男氏
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ユーザ名:株式会社南雲建設
使用機種: イメージングステーション IS
     

現場名:群馬県営畑地帯総合整備事業
    羽場坂地区13工事