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NETIS登録技術情報

新技術情報提供システム NETIS

「新技術情報提供システム(New Technology Information System)」とは、公共工事等で活用する新技術をまとめたデータベースです。国土交通省が新技術に関わる情報を一般に提供し、新技術の活用を推進する目的で運用しています。
平成10 年度より運用が開始され、平成13 年度よりインターネットで一般にも公開され、様々な新技術の情報を誰でも 容易に入手することが可能となっています。

NETIS 登録技術活用のメリット

公共工事等においてNETIS に登録された新技術を活用する事により、コストの縮減や工期の短縮が期待でき、技術評価 点および工事成績評定点の向上が見込めます。

技術評価点の向上

価格と技術提案の優劣を数値化して落札者を判定する「総合評価落札方式」において、NETIS 登録技術を採用した技術提案を行う事で、技術評価点の向上が見込めます。

工事成績評定点の向上

NETIS 登録技術を活用した施工を行った場合、工事が完成した段階で発注者により採点される工事成績評定点の加点対象となります。施工のコスト縮減や工期短縮の実現等、質の高い施工実績を残す事で、次回の入札に有利となる評価につながります。

NETIS登録技術一覧

地上型3次元レーザースキャナによる形状計測

NETIS登録番号:KT-140022-VE 活用促進技術

本技術は、地上型3次元レーザースキャナを使用した、非接触の形状計測システムです。従来はプリズムを使用したトータルステーションによる計測で対応していましたが、本技術の活用によりプリズムが不要で作業員1人で作業が出来るため、労務費が削減され経済性の向上が図れます。

対象機種
3Dテクノロジーを用いた計測及び誘導システム

NETIS 登録番号:KT-170034-VE

3次元データを活用して土木現場における測量、測設作業を効率化する技術です。

本技術を採用するメリット

3次元データの活用により、計測時間短縮による省人化、省力化及び経済性の向上が図れます。

複数の測量機材を使用した際、成果の統合や管理ができる

トータルステーション、GNSS受信機などを合わせて使うことにより、状況に応じて効率的に現況面、施工面の3次元データを取得でき、そのデータをソフトウエア上で統合。3次元設計データとの比較により、起工測量作業と出来高管理、出来形管理などの管理作業の効率向上が図れます。

測設、検測作業時に、3次元で施工管理ができる

トータルステーション、GNSS受信機と3次元データを用いたソフトウエアを連動することにより、誘導も含めた測設作業の効率向上が図れます。また、施工面において丁張りポイントだけでなく面で管理できるため、検測作業の効率向上が図れます。

現場管理時、現場内及び事務所でデータ共有できる

トータルステーションおよび電子野帳(データコレクター)をネットワークに接続することにより、設計データの送受信、観測データの送受信が可能となり、最新の設計データの共有、作業の共有化による事務作業の効率化が図れます。

対象機種
移動体計測技術を用いたUAV空中測量システム

NETIS 登録番号:KT-170064-VE 活用促進技術

自動追尾トータルステーションによる移動体計測技術を用いた、UAV空中写真測量システムです。

従来法では、観測画像に写った標定点からカメラ位置を求めていましたが、本技術では自動追尾トータルステーションによる移動体計測技術でカメラ位置を直接計測するため、標定点を設置する必要がありません。自動追尾トータルステーションは本システムだけでなく、出来形管理、丁張り設置などの工事測量にも活用できる汎用性の高い測量機です。

本技術を採用するメリット
工程の短縮

標定点の設置作業時間及び標定点抽出作業時間が短縮できるため、工程の短縮が図れます。

経済性の向上

標定点を設置する必要がないため、標定点設置作業、標定点抽出作業に関わる人員が削減でき、経済性が向上します。

施工性の向上

標定点を設置する必要がないため、計測時間の短縮、出来高管理作業等が軽減でき、施工性が向上します。

CMI試験結果まとめ
従来技術との作業ルーチンの比較
対象システム
使用機器一覧
クラウド対応型3次元マシンコントロールシステム 3D-MC

NETIS登録番号:KT-170068-VE

3次元データとクラウドを活用して現場管理を行うシステムです。

本技術を採用するメリット
効率的な現場管理

ICT建機や測量システムへの施工データ入出力を、従来の人手による記憶媒体を使用した入力方法から、クラウドシステムからの転送方法へ変えたことにより、現場での設計データ入力作業が軽減されるとともに、設計データをシームレスに共有できます。

施工性の向上

施工の進捗管理に用いる3次元データを、従来の人手による計測管理から各ICT建機の施工履歴データをクラウドシステムで共有することで、3D施工データを共有できることから、進捗管理がリアルタイムに行えるようになり、施工性が向上します。

労務管理の改善

事務所あるいは携帯端末で工事の進捗状況が把握できることで、工事の見える化に加え、現場情報共有による現場監督者の残業時間の短縮など、労働環境の改善にも繋がります。

対象となるシステム構成
IMUセンサーを用いたマシンコントロールシステム

NETIS登録番号:KT-170080-VE

マシンコントロールシステムにIMUセンサーを組み込むことにより、敷均し作業を効率化するシステムです。

 

従来法ではスロープセンサーにより傾斜角を求めて制御していました。IMUセンサーを採用することで、データ更新レートが従来の20Hzから100Hzと高速化し、かつ大きな衝撃や振動を受けてもその影響を最小限に抑えて角速度を検出することができるため、高速で走行しても高精度な施工を実現しています。
マシンコントロールシステムが装着可能な機種ならメーカーを問わず装備でき、また、一般のマシンコントロールシステムと同様な整備場等で装備できます。

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本技術を採用するメリット
工程の短縮・経済性の向上

排土板の傾斜検出方法をスロープセンサーからIMUセンサーに変えたことにより、従来よりも早い施工速度で敷均し作業ができ、工程の短縮が図れます。人件費ならびに機器費の削減につながり、経済性の向上も図れます。

施工速度の向上

センサーのデータ更新レートが高速化したことで、従来よりも細かく排土板を制御できるため施工速度を上げることが可能で、施工性の向上が図れます。

施工精度・品質の向上

センサーのデータ更新レートが高速化したことで、排土板の動きを繊細に制御することが可能となり施工制度の向上、品質の向上が図れます。

排土板のGNSSアンテナ用マストを排除

IMUセンサーを2個使うシステム(3D-MC GNSS ドーザーシステム Z-53 3D-MCMAX)では、排土板と建設機械本体との位置関係がわかることから、排土板にGNSSアンテナ用マストを立てる必要がなくなります。クリアな前方視界を確保し安全性が向上するだけでなく、マシンコントロールシステム装着、重機回送が容易になります。

 

対象となるシステム構成
自動荷重測定装置を搭載したバックホウを用いた積載重量管理システム(LOADEX 100)

NETIS登録番号:KT-190022-VE

バックホウに搭載することでバケット内積載重量を計測し、ダンプトラックの積載重量を管理するシステムです。

従来法では、オペレータの目測とトラックスケールの併用により、ダンプトラックの積載重量を管理していました。
本システムはバックホウのブームシリンダの油圧を計測し、角度・ストローク・加速度センサーからバックホウの姿勢情報を解析することによりバケット内積載重量を計測、積込み作業を行いながらリアルタイムにダンプトラックの積載重量を管理することが可能となります。
また、本システムは小旋回型・スタンダード型を問わず0.45m3クラスからのバックホウへ取り付けることができるほか、通常バケットはもちろん、法面・フォークグラップルなど、様々なバケットに対応しています。

本技術を採用するメリット
積込み作業を行いながら積載量を管理

リアルタイムで積載量を確認でき、土質の変化や含水比の変化があっても同じ積載重量まで積込みができるため施工性の向上が図れます。

作業の経済性を向上

従来より精度良く土砂を積み込めるため最大積載量へ近づけることができ、運搬作業の効率が上がることで経済性の向上が図れます。

また、積載記録はモニターへ保存、データ出力することもでき、積載管理業務の簡素化を可能とします。

過積載の防止

過積載を未然に防ぐことができます。

対象システム
システム構成
GNSSを用いたICT対応型路面切削システム(RD-MC)

NETIS登録番号:KT-190026-VE 活用促進技術

道路の舗装修繕工の路面切削において、切削機の水平位置をGNSSにて計測、現況路面データを基準に用いたトータルステーション不要の3D-MC路面切削システムです。

一般的な路面切削は、切削機のオペレーターや周囲にいる作業員が路面にマーキングされた切削厚を参照しながら、切削ドラムをマニュアルで操作するものでした。また路面切削のマシンコントロールシステムとしては、トータルステーションを用いて平面位置を測定するシステムもあります。

本システムは、切削機の平面位置をGNSSで切削厚をセンサーで計測し、切削ドラムを自動制御するシステムです。 これまで必要だった路面へのマーキングが不要であるばかりか、これまでのマシンコントロールシステムと比較しても、トータルステーションの設置/移動が不要であることから、作業時間の短縮と安全性の向上が見込める技術となっています。

本技術を採用するメリット
路面へのマーキングが不要

3次元マシンコントロール施工により、路面へのマーキングの必要がなくなることから施工性および工程の短縮が図れます。

省人化

マニュアルで切削厚を随時制御する必要がなくなることから、機械オペレータの人数を最小にできるため、作業の経済性向上が図れるます。

交通規制時間の短縮

路面へのマーキングが不要になるなど作業時間が短縮できることから、交通規制時間の短縮にも繋がります。

対象システム

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