中国山西省基礎地理信息院へモバイルサーベイシステム”IP-S2″が導入されました!

2010.03.25

中国山西省基礎地理信息院(日本の地理情報センターに相当する機関)にモバイルサーベイシステム”IP-S2″が、導入されました。

IP-S2の導入に際し、(株)トプコン本社(東京都板橋区)へ中国山西省基礎地理信息院の皆様が訪問されました。そこで、IP-S2導入に関して呉博義副院長は次のように語っています。
「トプコンとの協力により私たち山西省が中国で初めて3Dモバイルマッピングシステムを導入することになりました。私たちがIP-S2を導入した目的は以下の2点を実現する為です。1つ目の目的として私たちの地理信息院の刊行している地図関連製品の製作の為です。山西省における地図関連製品はすべて私たちが作成しています。特に、数種類に渡る中国主要都市の3Dモデルはよく作成されます。IP-S2を利用し、効率的な地図関連製品の作成手法を確立させたいと考えています。2つ目はこれらの「特定地図」や「特定分析」と呼ばれる地図関連製品は利用制限を受け、測量技術者にしか理解・運用ができないものが殆どです。実際に一般に利用されている地図はシンプルで単調なものばかりなのです。私たちは一般の人々が利用するのに適した地図データ作りをしたいのです。そして、それらをWeb上で利用できる様にしたいのです。」

後日、中国山西省においてIP-S2納品式が執り行われました。納品式には山西省測絵局 牛来有局長、山西省基礎地理信息院 秦炎平院長、(株)トプコン 内田常務取締役、(株)トプコン北京事務所 鄒熹光所長をはじめとする方々が出席され、鄒熹光所長から秦炎平院長へのIP-S2の引渡しセレモニーが行われました。また、山西省測絵局ではIP-S2の利用促進を円滑に進めるため、トプコン中国代理店である北京拓普康商貿有限公司の協力の下、3次元移動計測トレーニングセンターを設立し、その開所式が執り行われました。開所式では山西省基礎地理信測院 呉博義副院長と北京拓普康商貿有限公司 倪涵副総裁により、調印が交わされました。
インフラ整備が急ピッチで進む中国市場においてIP-S2は地理情報を効率的に収集するツールとして活躍できる製品であるとトプコンは考えています。そして、IP-S2が中国において地図や地理情報が一般的に利用できる社会の実現に貢献できると確信しています。

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