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農機用ライトバーガイダンスシステム活用事例(System110)

一歩進んだ『顔の見える農作物』実現を後押し!

有限会社谷島農園様は、茨城県西部に50ヘクタールの農地を持つ専業農家で、水稲を主体として麦や大豆、そばなどの生産を幅広く行っている。地域の中でもいち早くGIS技術に着目した同社は、農作業計画の作成に地理情報を活用、移動記録用のツールとしてディファレンシャルGPSを利用していた。
代表取締役の谷島様は、ライトバーガイダンスシステムSystem110の導入経緯について次のように語る。「以前から位置情報の応用技術としてガイダンスシステムには興味がありました。一家四人という人手が限られるなか、質を維持しつついかに作業効率を上げるかが課題でした。最初にSystem110を見たとき、自分が思い描いていたシステムに非常によく似ていたことが決め手でした。これはもう使ってみるしかないと」。
実際に操作しての感想はというと、「なにしろ正確の一言につきます。一番効果的だったのは元肥施肥の作業でした。ブロードキャスター(肥料散布機)による肥料の散布幅が正確に把握できるので、重複散布や未散布がなくなり品質の均一化につながります。特に土と似た色の肥料は目視では散布の確認が難しかったわけですが、System110なら画面でガイドしてくれるので安心して作業ができます」と、カーナビゲーションのように自分の位置と走行路線を示しながら、農機の軌跡まで表示できるシステムへの評価は高い。本体から取り外せるライトバーについても、「逆光などで見づらいときは好きな位置へ移せるので、たいへん便利です。ランプ幅を変えながら正確なライン取りの補助として活用しています」と、その使い勝手のよさを付け加える。「従来人の目や感覚に頼ってきた作業が精密農業技術によって可視化されたことで、着実に時間短縮と効率化につながっています」という。

谷島様は今後、作業の進捗管理やトレーサビリティ管理への活用も計画しているという。「ガイダンスシステムは作業履歴が記録できるので、どのように作物が作られたのか、どのような管理が行われたのかがわかります。消費者の皆様にその情報をお伝えすることで、農作物に対する安心を高めることができます。私たちは誰が作ったかだけでなくどのように作られたかという生産工程のわかる、一歩進んだ『顔の見える農作物』の実現を目指しているわけですが、System110はその推進を後押しする極めて有効なツールになると思っています」。
同社では保育園の子供達から、農業後継者までを対象に幅広い交流の手段として農業体験実習を精力的に開催している。地域社会で育まれる農作物が、美味しさとともに安心をのせて全国の食卓へ運ばれていく。

有限会社谷島農園様 インタビュー Movie

ユーザ名:有限会社谷島農園
URL:http://www.yajima-farm.com/

使用機種: ライトバーガイダンスシステムSystem110