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GNSS受信機活用事例(HiPerII)

「監督さん.Vは完成されたシステムです。 一度使い始めると手放せません!」

長野県飯田市に位置する有限会社井戸測量様は工事測量を得意とし、お客様目線で「本気」をモットーとしている測量会社である。同社では道路改良工事に伴う横断及び平面測量にGNSS受信機HiPerII、FC-250用ソフトウェア『監督さん.V+GNSSオプション』を導入した。

HiPerII導入の背景には既に導入して効果を実感していたイメージングステーションISと『監督さん.V』の影響が大きかったのだという。同社代表取締役の大平俊家様は「ISと『監督さん.V』を使うと手元のデータコレクタ上で視準位置の確認ができ、計算値まで分かります。実際に使ってみるとこれ程便利なソフトはない。工事測量に『監督さん.V』がぴったりだと気づき、直ぐに追加購入しました」と語る。さらに課長の田見寛隆様も「『監督さん.V』に入っている機能は現場の要求を全て満たす、完成されたシステムだと思います。施工管理においても非常に役立つので、一度このシステムを使い始めたら手放せなくなってしまいますよ」と使い勝手の良さに納得のご様子。

HiPerIIの導入にあたっては「既にGNSS受信機1台を導入済みでしたが、山間部では携帯の電波が届きにくく、ネットワーク型RTKでの観測が困難でした。今後はスタティック観測もできるようGNSS受信機の購入を検討していました。『監督さん.V』がHiPerIIで活かせることが分かり、今回の導入に踏み切りました」と大平様。
その判断に狂いはなかったようで「トータルステーション(以下TS)だとどうしても盛換え点が必要になります。HiPerIIなら上空視界さえあれば、盛換え点を取る必要がなく、大幅に時間の短縮ができるのが最大のメリットです。実際に山間部などの盛換点の多い場所では、従来のTSの半分ぐらいの作業時間になりました」と大平様はいう。
「このシステムを使うとトラバース点から画面でリアルタイムに横断方向がわかるので、方向杭の設置が不要ですし、座標の違いがその場で確認できます。実際に起工測量で設計図から境界杭を復元する作業では、データコレクタに座標値を入力して誘導画面に従うだけで、境界杭をすぐに見つけることができました」と田見様もその正確さに驚きを隠せない。
「従来のTSで1日程度かかっていた18断面の横断測量がHiPerIIを使用することで、半日程度でできました。本当にこのシステムは横断・地形・平面測量で使わないともったいないですよ」と大平様も太鼓判を押す。
最後に大平様は「『監督さん.V+GNSSオプション』を使うことで、ISとHiPerIIのデータが一緒に管理できます。起工測量で横断をとるだけならHiPerIIだけで、全体を見渡せる場所ならISを据えてその点を基準に切り替えれば丁張りをかけられる。状況に応じて使い分けを行うことで、更に効率を上げていきたいです。今後はISと『監督さん.V』を使用して、TS出来形管理への取り組みも強化していきます」と高い理想に向けて歩み続ける。

有限会社井戸測量様 インタビュー Movie

ユーザ名:有限会社井戸測量
使用機種: 2周波GNSS受信機 HiPerII
      イメージングステーション IS
      データコレクタFC-250用アプリケーション 監督さん.V