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モバイルマッピングシステム活用事例(IP-S2 Lite)

IP-S2 Liteで取得した動画データにより、道路の管理・調査業務の省力化が実現

群馬県前橋市の技研測量設計株式会社様は、主幹となる測量部門をはじめ、地理情報システム部門や建設コンサルタント部門など幅広い分野の業務を行う測量会社である。
同社ではモバイルマッピングシステムIP-S2 Liteを導入し、公共事業における道路の調査や測量業務などに役立てている。IP-S2 Liteは、360°全方位を撮影できるカメラとGPSを組み合わせたシステムで、車に搭載し路上を走行するだけで道路周辺の地理空間情報が取得できる。同社代表取締役社長の嶋田様は、「道路情報に関して多様化するお客様のニーズに応え、独自性のある幅広い提案を行いたいという目的からIP-S2 Liteを導入しました。実際に活用している現在では、他社に先んじた取り組みとして大変効果があったと実感しています」と語る。
同社で行う測量業務の多くは、行政から発注される道路の管理・調査業務が中心である。同社開発統括兼企画開発室長の角田様は、「当社では道路整備計画にあたって、地域住民への説明会を開きますが、その際にはこれまで道路の縦横断図を見せて説明することになり、伝わりにくい部分もありました。しかし、このシステムの場合、360°動画を用いて説明が行えるので一目瞭然です。自治体や住民の方々にも大変分かりやすいと好評です」と映像のもたらす明解さを最大のメリットとして強調する。さらに、「道路標識などの調査や道路台帳の補正業務の際にも、記録した動画を確認すればいいので再度現地に行く手間を省けます」と業務の省力化にも繋がっているという。
角田室長は、「取得した動画をデータベース化し、災害前後の状況把握や緊急輸送経路の策定に利用するなど、地域の防災対策にも大きく貢献する提案が行える と思います。こうした業務には将来的に様々な可能性が秘められていると考えています」と語る。
また、情報システム部主任の片貝様は「道路台帳と360°動画を連動させたデータを一元管理し、それを広く一般にも共有できるようなWebを使ったシステムの構築が必要と考えています。それができれば地域住民からの要望も、行政側で的確に把握することができ、相互に円滑なコミュニ
ケーションが図れます」と今後の新たな提案へ向けて大きな期待感を持っている。
同社では道路図面作成のさらなる効率化を図るべく、点群データと動画を連携させたシステムの運用にも意欲的に取り組もうとしている。嶋田社長は「日々進化する新しい技術をどん欲に取り入れ、お客様へより良い提案をしていくことこそが我が社のモットーです。今後広がりを見せる道路管理業務で新たなマーケットを開拓し、広く社会に貢献できるような取り組みを行っていきたいです」と力強く語った。

技研測量設計株式会社様 インタビュー Movie

ユーザ名:技研測量設計株式会社
URL:http://www.giken-jp.com/giken.htm

使用機種: モバイルマッピングシステム IP-S2 Lite