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トータルステーション活用事例(PS)

復興事業の現場で実証する自動視準トータルステーションの作業性

宮城県岩沼市の春山建設株式会社様は、土木・舗装事業をメインとする建設会社で、東日本大震災後、被災3県で初となる集団移転先の造成工事に、自動視準トータルステーションPS-105ACFと土木向けオンボードソフトウェア『土木基本CE』を活用いただいている。同社工事部工事課課長の森信(もり まこと)様から「約20haの場所に173戸の宅地を開発する事業です。私たちは、そのうちの約10haを盛土しながら造成しています」と現場について説明いただいた。
同社は既に自動視準タイプのトータルステーションを4台所有し、今回のPSは追加導入となる。総合企画室室長の金山盟(かなやま まこと)様に導入の経緯を伺うと「以前からトータルステーションと電子野帳を活用していたのですが、震災で失ってしまいました。設備の再編にあたっては、CPDSセミナーや現場見学会に積極的に参加して情報を集めた結果、これから導入するなら作業性のアップに加えて、TS来形などの情報化施工への対応が必須と感じ、モータードライブトータルステーションを導入しました。今回の追加も、今まで使ってきた印象が良かった為、その後継機のPSに決めたのです」。
実際の使い勝手について、工事部工事課で今回の現場代理人である仲村竜一(なかむら りゅういち)様は「良いところはいっぱいありますね。まずは正確な自動視準。従来は、丁張り全点にレベルをかけており、特に高低差の激しい場所は何度も盛り換えながら行なわねばなりませんでした。今でも要所はレベルをかけていますが、確な自動視準のおかげで、ほとんどトータルステーションだけで行っています。次にモーター駆動の自動旋回機能により、測設の際に角度の振り間違いがないので確認の手間が省け、作業が速くなりました。また、電子野帳機能は、設計変更があってもその場で計算、即丁張りできるなど現場で応用が利き、いちいち事務所に戻る必要がありません。同じ時間でできる丁張設置の数は、従来に比べると2倍になりました。作業はとてもはかどっています」と作業効率の良さを実感されている。
同社工事部工事課の平塚剛士(ひらつか たけし)様も口を揃える。「以前担当した別の現場では、短い工期を守るのが厳しい状況でした。素早く正確な測量が行えて、工期を守ることができたのは自動視準タイプのトータルステーションがあったからだと思っています」。
最後に金山様は「現在仮設住宅で色々不便されている方々の為に、工期厳守で1日でも早く完成させたい。通常より厳しい工期ですが、迅速に作業を進めるためPSにも大いに活躍してもらいます」と熱く語ってくれた。

ユーザ名:春山建設株式会社
URL:http://www.haruyamakensetsu.co.jp/

使用機種: Power Station PSシリーズ