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3Dマシンコントロールシステムを使用したグラウンド整備(LPS-900)

勾配が0.1%〜最大5%の範囲で変化するような現場にTS用マシンコントロールを使用

長野県安曇野市の五大興業(株)は、2008年6月に自動追尾機能付トータルステーショ ンを利用した3次元トータルステーションマシンコントロールシステム・LPS-900を使用したグランド整備の施工を行った。

市から受注した工事は、移転する保育園・グラウンド約4,100mを整備するものであった。保育園の建築物が主体であったため、グラウンドはプールや建物にクレー舗装をすりつけた形状で、勾配が0.1%〜最大5%の範囲で変化するような現場であった。ここで基盤づくりから路床、路盤表層の敷き均しまでに活用したのが、LPS-900であった。「何ヶ所も勾配が変わるような現場に3次元トータルステーションシステムを使用する機会を待っていた。」と同社の小林昌徳社長。そしてまもなく、待望のLPS-900による施工が始まった。

結果、丁張りの数は同等工事の3分の1に減少。「LPS-900を使用すれば丁張りは基本的にいらない。発注者に納品するための写真用の基準杭は設置せざるを得なかった。発注者の納品基準が変われば、丁張りはほとんどいらなくなるだろう。」と小林社長は話す。

この施工は、関係者の注目を集めた様子。地方都市では3次元データを使用した施工は浸透していないのが実情であるが、「施工を高い精度で実現したことによって、わが社への発注も増えて欲しい」と率直に期待を口にした小林社長。マシンコントロールによる小規模造成の効率化への取り組みは増々加速する。

ユーザ名:五大興業株式会社
使用機種: マシンコントロールシステムLPS-900