3Dレーザースキャナー、UAV、MMSから取得する3D点群データの解析・合成を、1つのソフトウェアで!
i-Constructionの本格始動に伴い、3D点群データが脚光を浴びている。ただし、3D点群データの扱いには「難しい」「処理が煩雑」「解析に時間が掛かる」と感じている方が多いのではないか。そんな課題を解消するソフトウェアが『MAGNET Collage』だ。今回パイロットユーザーとしてお使いいただいた、長野県飯田市の株式会社小林コンサルタント様の感想をレポートする。
あらゆる点群データを1つのソフトで処理
注目のドローン測量は、立面や法面、構造物などが不得意なため、絶対にスキャナーは必要です。さらに広範囲になればなるほど、MMSの機動力は活きてきますから、1つの現場で様々な機器を使います。

ズレやモレなどは、設計ソフトウェアでデータを1つにまとめないと分かりません。今までは問題があると、各々の解析ソフトウェアからやり直しでした。『MAGNET Collage』は点群データの作成から合成まで1つで行えるので、手戻りもなく効率的に作業できます。また、操作を覚える手間が1回で済むことも、操作できる社員を増やしやすいですね。
スキャンモジュール
最大8倍の高速処理、25倍の大容量化とステーションセット機能

素早い解析はもちろんですが、今まで繋がらなかったデータの結合ができるステーションセット機能は便利ですね。繋がらなければ再測でしたから。
また、我々は複数台、複数メーカーのスキャナーを所有し、フル稼働しています。他社メーカーのデータでも簡単に結合できることはありがたいです。
UASモジュール
自動標定で簡単そして高速に写真を繋ぎ合わせる

素早い解析は今まで海外の有名なソフトウェアを使っていましたが、標定点は写真ごとに1点1点、1枚1枚選ぶ必要があるので、写真を繋げるだけで途方もない時間が掛かっていました。しかも、操作を間違ってしまうと、最初からやり直し。『MAGNET Collage』なら、2枚以上の写真にある同一標定点を数点だけ選択すれば、撮影した全ての写真が一瞬で繋がる*。作業時間の大幅な短縮は明白です。
*ジオタグが付与された写真が必要です。
モバイルモジュール
必要な部分を抽出して解析することで高速処理

今まではデータが膨大になる分、後の処理を考えてかなり細かく計画してから計測していましたが、これからは「一度に全域測ってしまおう」ができます。確実にMMSの使用頻度は上がりますし、ひいては3D点群データの計測方法を大きく変えるかもしれません。
今まで多種多様な機材・ソフトウェアで行っていた3D点群データの処理が、これ1つで素早く行える『MAGNET Collage』。
3D点群データのイメージを完全に覆すこのソフトウェアを、ぜひ皆様にも1度体験いただきたい。きっと現在抱えている問題への”ソリューション”が見つかるはずだ。

ユーザ名:株式会社小林コンサルタント
URL:http://www.koba-con.com/
使用機種:
3D点群処理ソフトウェア MAGNET Collage
取材協力:株式会社岩崎
URL:http://www.iwasakinet.co.jp/