公園整備の現況測量に活躍するLN-100
松尾建設株式会社様は、本社を茨城県阿見町に置き、阿見町、土浦市を地盤として道路整備、河川整備、水道工事など、社会資本整備を中心に手がける地域に密着した建設会社である。同社は作業の効率化を求めてレイアウトナビゲーターLN-100を導入、現場で活用している。
現況測量をワンマン観測で効率化したい
まずは同社取締役土木部長兼機材部長の田中道臣(たなかみちおみ)様に導入の経緯を伺った。「弊社は、既に自動追尾トータルステーションや画像トータルステーションIS、GNSSを導入しており、ワンマン測量の効率の良さは心得ています。現在所有しているワンマン測量システムは、TS出来形や大きな現場をメインに使用しています。ただし、山間部の現場では軽量なマニュアルタイプのトータルステーションを使っており、作業の効率化が課題でした。そんな折、昨年の展示会で軽量なワンマン測量システムとしてLN-100をご紹介いただきました」。
作業効率は4倍近く向上!
導入の効率について伺うと、「今までトータルステーションを使って2~3名体制で現況測量を行っていましたが、LN-100では1人で観測ができます。トランシーバーなどの通信機器が必要ありませんので、軽装備になることもうれしいですね。プリズムを追尾する能力が高く、見失っても簡単に測量作業を再開できることが効いているのでしょう、作業スピードも驚異的で、2人で10日間の作業現場が、なんと5日で終了することができました。2人が1人になることもありますので、作業効率は4倍近く向上したことになります」。
また工程管理も変わってくると実感されている。「作業スピードが速く、作業者自身のタイミングで観測ができることは、作業のスケジュール管理が柔軟にできるようになります。特に天候が不順な時期などは、従来よりもフレキシブルに対応できそうですね」。
LN-100は他社にも薦める理想の測量機
最後に、「LN-100は、考えていた理想の測量機でした。増設も検討を始めたところです。今回は現況測量でしたから、次は杭打ちを試したいですね。誘導画面もわかり易そうでしたので、こちらの機能にも期待しています」。LN-100の導入により作業効率が上がった事は周囲からも一目瞭然なようで、隣接する業者から使い勝手について聞かれることも多いそうだ。「その度に今回お話した感想を伝えています。私共の話を聞いて、使い始めた方がいらっしゃるようですね」。斉田様のLN-100に対する評価の高さが伺えた。


ユーザ名:松尾建設株式会社
URL:http://www.matsuo-kensetsu.co.jp
使用機種:
レイアウトナビゲーター LN-100
取材協力:株式会社測機社茨城