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土木向けフィールドソフトウェア活用事例(監督さん3Dプロ)

手元でリアルタイムに現在位置を把握でき、速く・簡単な位置出しを実現

北海道の村井小泉建設株式会社様は、公共工事が主体の建設会社。道路や橋梁、農地などの施工を数多く手掛け、なかでも農業土木の受注が多い。
今回、畑の造成に土木向けフィールドソフトウェア『監督さん3Dプロ』を導入し、GNSSを用いた工事測量に活用されたとのこと。現場を統括する土木部 次長 円舘敬一(えんだてけいいち)様と、実際に現場で使われている土木部 増山知孝(ますやまともたか)様にお話を伺った。

インタビュー動画もご覧ください!【2:46】

― 『監督さん3Dプロ』を導入された経緯をお聞かせください。
GNSS受信機『GRX3』の導入を機に、3Dデータに対応した最新ソフトウェアとして『監督さん3Dプロ』の紹介をいただき、使い勝手の良さが決め手で導入しました。これまで使い慣れていたソフトウェアとは操作性が異なるので一から習得する必要がありましたが、普段よく使う機能から覚えながら活用しています。『監督さん3Dプロ』は機能が充実している分、まだ使いこなせていない機能もあるので、今後まだまだ活用の幅が広がると思っています。

― どのような作業に、どんな機能をお使いですか?
今回は、既存の2haほどの畑造成工事で、水捌けを考えて設計し施工しています。また、付帯工として排水路の整備と沈砂池の設置も行っています。
『監督さん3Dプロ』を使用した作業としては、施工面の出来形チェックや、明渠の丁張り設置などに活用しています。他にも畑の表面を剥がした土量や搬出の排礫量の計測にも役立っています。
よく使う機能は、座標測設、路線測設、サーフェスですが、なかでも便利なのは”サーフェス”による測設です。設計データを取り込み、3Dのマップビューでビジュアル的に位置関係や勾配の向きが把握しやすくなった点で作業性が向上しました。これまで使用していたソフトウェアに比べると、やはり3Dデータを活かして立体的にわかる点が良いですね。

― GNSSを活用した使用感はいかがですか?
『監督さん3Dプロ』を使ってみて、以前よりも初期化スピードが断然速くなり、FIXの安定性も高まったと感じています。また、一人で計測ができるため、丁張りを設置する際に、”一人でパパっと位置出しして、後から高さだけスッと出せる”ので作業効率が大幅にアップしています。
今回の現場は畑で上空も開けていて、かつ面積も広いのでGNSSを使うのが効果的です。手元の画面でリアルタイムに把握できることで、テンポよく作業を進めることができています。

― 今後のビジョンについてお聞かせください。
『監督さん3D』での作業は遠隔臨場も実現できるので、これまでに一度試行したことはあるのですが、今後発注者との協議が折り合えば取り入れていきたいと考えています。
また、当社は杭ナビや自動追尾トータルステーションも所有していますので、現場の状況に応じて『監督さん3Dプロ』をフル活用したいですね。

土木部 次長
円舘敬一 様
土木部
増山知孝 様

ユーザ名:村井小泉建設株式会社
URL:https://mk-constr.com/

使用機種: 土木向けフィールドソフトウェア 監督さん3Dプロ
      GNSS受信機 GRX3
     


取材協力:太陽興産株式会社