スマホで墨出し!建築施工のDXを推進!! 高精度位置出し機『楽位置』(らくいち)によるワンマン位置出しシステムを発売

2021.12.17

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:平野 聡)は、建築施工現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する、新製品の高精度位置出し機『楽位置』(らくいち)を中心とした「ワンマン位置出しシステム」を発売しました。

現在の建築業界では都市開発に伴い建築需要が今後も高まることが予想される中、建築施工の技能者不足が課題となっています。また建築施工において、設計段階で作成されたCAD図面(3次元デジタルモデル)を紙図面に印刷して施工することが主流であり、3次元設計データを現場で十分に活用できておらず、生産性向上を目指したデジタル活用による働き方改革「建築DX」が求められています。

今回発売する高精度位置出し機『楽位置』と、スマホ用建築現場向けワンマン位置出し誘導アプリケーションソフトウエア『楽墨』(らくずみ)による「建築施工向けのワンマン位置出しシステム」は、3次元設計データをダイレクトに活用することで、誰でも、1人で、簡単に位置出しや検査を行えるシステムとなっています。
施工現場におけるデジタルデータ活用の敷居を下げ、幅広くご使用いただくことで、作業者の人員削減と作業時間の短縮を両立させ、生産性と品質を大幅に向上させる事ができます。

当社は今後も、建築施工現場が抱える課題解決に向けたソリューションを提供し、建築施工の生産性向上に貢献してまいります。

【現場イメージ】

【楽位置 主な特長】

■1台で様々な計測に対応
従来コンベックスや回転レーザー、セオドライトで行っていた様々な計測を1台で行え、客観的な位置情報がデジタルで記録保存できます。

■自分のスマホで、位置出し作業
高精度位置出し機『楽位置』と、スマホ用建築現場向けワンマン位置出し誘導アプリケーションソフトウエア『楽墨』(iOS/Android対応)を組み合わせ、位置出し誘導を行います。『楽墨』には測定した位置のデータが記録され、後に帳票の出力も可能です。

初めてでも、簡単スマホ操作
視覚的、直感的なスマホ用アプリで操作できるため、測量に不慣れな方でも楽々と位置出し作業が行えます。また設置は「置くだけ」。電源ボタンを押すだけで『楽位置』本体は自動的に整準します。煩わしいネジ式の整準作業は必要ありません。

■1人で作業、圧倒的な作業効率を向上(ワンマン計測)
『楽位置』が作業者の持つプリズムを自動で追尾して位置を計測しますので、機械本体側に計測者が必要ありません。
1人で素早く作業が行え、人工削減と時間の両面において作業効率を大幅に向上します。

■超小型の360°プリズム『キャンディーミラー』
建築現場で使いやすい片手で手軽に扱える超小型の360°プリズム『キャンディーミラー』が標準構成品となります。従来の360°プリズムでは難しかった壁際などのポイントも、より正確な測定が可能となります。

■好きな場所に設置して、すぐに作業を開始
『楽位置』は、境界点や基準点、逃げ墨など2か所を計測するだけで、自分の位置座標を測定できます。墨や基準の上ではなく作業しやすい任意の場所に設置でき、計測作業を開始できます。
また、正確な位置出しが困難な高低差のある現場でも、高精度な位置出しが可能です。測量外注費用の削減にも貢献します。

【その他】
発売時期:2021年12月

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