3次元眼底像撮影装置 3D OCT-1 Maestro 米国FDA の認可取得
株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:平野 聡)は、3次元眼底像撮影装置3D OCT-1 Maestroの米国食品医薬局(FDA)による510(k)のクリアランスを取得しましたので、米国での販売を開始します。
3次元眼底像撮影装置(OCT)は、視神経乳頭や黄斑部を含む網膜の断層像を撮影し、その解析結果をもとに診断の補助となる様々なデータを提供する最先端の眼科検査システムです。例えば、取得した網膜の断層像から三次元情報として再構築を行い形態観察に用いる、網膜内層の厚みに対する定量解析結果を正常眼データベースと比較するなどといった事が可能です。
3D OCT-1 Maestroは、OCTの撮影、解析機能に加え、カラー眼底同時撮影機能、簡単操作によるフルオート撮影、回転式タッチパネルによる省スペースでかつフレキシブルなレイアウトを実現しており、これまでアジア、ヨーロッパ、中東市場で高い評価を得てきました。操作に慣れていない検査者*でも簡単に操作出来、正常眼データベースとの比較による診断支援が可能であり、また、設置場所も小さくすむため、検診施設や海外のオプトメトリークリニックでも導入が進んでいます。
本製品は、眼科需要のみならず3万人とも言われる米国optometrist (OD)市場のニーズも満たす製品と言え、米国での販売開始は大きな反響を呼ぶと期待されます。
米国子会社Topcon Medical Systems, Inc.は、8月のAmerican Society of Retina Specialists (サンフランシスコ)を皮切りに積極的なPR活動を展開します。
3D OCT-1 Maestroの投入により、トプコンは米国市場でのアイケア製品の大きな販売伸長を見込んでいます。
*医療従事者に限ります。
**米国向け販売仕様と一部内容が異なります。