トプコンと岩根研究所が技術提携

3次元画像解析技術を取り入れたGIS(地理空間情報)分野での新製品開発を加速します。
2009.08.10

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、取締役社長:横倉 隆)は、GIS分野において高い技術を有する株式会社岩根研究所(本社:北海道札幌市、代表取締役:岩根 和郎)と技術提携を行いました。本提携により、両者は3次元空間データを取得するための技術を強化し、ユニークで革新的な製品を開発、GISマーケットに提供します。

現在、社会生活になくてはならない情報基盤の一つとなっている地図の電子化(デジタルマッピング)や電子地図の位置情報に様々に加工したデータを重ねあわせて表示する地理情報システムは、国土利用の整備・保全、行政活動の高度化、日常生活の利便性向上、新たなサービスの創出などで活用が急速に広がっています。

さらに、デジタルマップやGISでは3次元空間上でのデータ利用需要が高まると予想されます。
しかしながら、3次元のベースマップ(*1)作成やデータの更新作業には大量の3次元データが必要とされ、3次元データを低コストで供給するための手段が求められています。

岩根研究所は、地理空間情報を取得するための独自の画像解析技術を有し、その画像解析技術は国内外から高い評価を得ています。特に、視覚による人工知能をめざして開発されてきた”Camera Vector Technology(CV技術)”は、3次元空間内での位置を認識するための画像解析技術で、今後様々な分野での応用が期待されています。一方、当社はGPSやトータルステーション、3Dスキャナーといった3次元の位置計測を精密に行う独自のポジショニング技術を有しています。このたびの提携は、近い分野ながら異なる技術アプローチで3次元空間位置情報を取得する手段を有する両者が、提携によって相乗効果を発揮しつつ効率的な製品開発を行うことにあります。当社と岩根研究所は革新的で価値の高い新製品の開発を加速させ、当社の販売網を通じて広くマーケットに提供し、GISの発展に貢献します。

【用語解説】
*1:ベースマップ
  目的別の空間データを乗せて主題図を作成するための土台となる地図 

【株式会社岩根研究所】
代表者:代表取締役 岩根 和郎
設立:1979年4月11日
事業内容:GIS向け画像解析製品の企画・開発・製造・販売

【株式会社トプコン】
代表者:取締役社長 横倉 隆
設立:1932年9月1日
資本金:(連結)10,297百万円(2009年3月期)
売上高:(連結)112,666百万円(2009年3月期)
上場証券取引所:東京証券取引所第一部
社員数:(連結)4,964名(2009年3月末現在)
事業内容:ポジショニング(測量機器、GPS、土木用重機マシンコントロールシステム、三次元計測機器、精密農業システム、GISシステム)、アイケア(眼科医療用検査・治療機器、眼科用ネットワークシステム、眼鏡店機器)、ファインテック(半導体検査装置、FPD向け装置、デバイス)等の製造・販売