BIMやCIMに向け様々な測定ニーズに対応する3Dレーザースキャナー「GLS-2000」を発売!

2014.07.07

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:平野聡)は、測定の速さと高精度を高次元でバランスさせ、BIM(Building Information Modeling)からCIM(Construction Information Modeling)まで広範囲に渡る作業に対応する3Dレーザースキャナー「GLS-2000」を発売いたしました。
近年、BIMやCIMの広がりに伴い、設計やシミュレーションの効率化にレーザースキャナーにより取得した3次元座標の点群データの活用が進んでいます。そのような中、屋外、室内、長距離、短距離等、あらゆる場面に対応できる製品を求めるユーザーの声に応えるべく、多彩な測定モードを搭載した3Dレーザースキャナー「GLS-2000」を開発しました。長距離で広範囲に測定する土木分野から、短距離で緻密な観測が必要とされる建築・設備分野までマルチに対応する製品です。

【主な特長】

■高速・高精度・マルチレンジスキャニング
GLS-2000は、3Dレーザースキャナーとしての基本性能に磨きをかけました。
高速測定:スキャニング自体の高速化と共に、機械の設置からターゲットの設置、周囲の写真撮影まで一連の作業をトータルで速く効率的に行えます。
高精度測定:弊社独自の測定エンジンを搭載し、低ノイズなデータを取得できることに加え、本体の傾きを補正する2軸チルトセンサーを搭載し、高精度測定を実現しています。
マルチレンジスキャニング:350mの長距離まで測定でき、幅広いレンジで測定が行えます。また、測定対象や要求精度に合わせた5種類の測定レンジモードを搭載し、用途に合う最適なデータ取得が可能です。

■高品質点群データを取得する「Precise Scan TechnologyⅡ」エンジンを搭載
当社の3Dレーザースキャナーは、「対象物の質感を再現できるほどの高精度」と高い評価をいただいています。GLS-2000では、さらに進化した測定エンジン「Precise Scan TechnologyⅡ」を搭載し、今まで以上に高精度で緻密なデータ取得が可能となりました。

■フルドームスキャニング
GLS-2000は、水平方向360°鉛直方向270°という広い測定範囲を確保しています。天頂まで測ることができますので、トンネル、橋梁の下部、室内等でも簡単に測定を行うことができます。

■世界初*「Direct Height Measurement」(器械高自動測定)機能を搭載
GLS-2000は、独自の光学設計により、観測に使用するレーザーを使用して、自動で器械高を測る機能「Direct Height Measurement」機能を世界で初めて搭載*しました。ボタンを押すだけで正確な器械高の測定が行えます。*2014年7月現在、当社調べ。

■多彩なレジストレーションをサポート
GLS-2000は、器械点・後視点法、タイポイント法、シェイプマッチング法と3つのレジストレーション*1方法に対応した観測が行えます。現場環境や測定対象物、要求精度に合わせたレジストレーションが行えます。
特に器械点・後視点法への対応は、弊社が測量機器メーカーならではの視点が活かされています*2。*1 スキャナーで取得した3次元点群データから構造物の3Dモデルを作成する場合、1箇所からは全てを測定することはできないため、機械を移動して数ヵ所から観測する必要があります。そして、取得した全てのデータを処理ソフトウェアで1つのデータへ結合します。このデータを結合する作業のことを、レジストレーションと呼びます。*2 観測の際、2点の固定点を使用し、1点を器械点、もう1点を後視点として基準方向を設定、機械を移動しながら観測する手法のことで、測量において一般的に使われる観測方法です。

■直感的なオンボードソフトウェア
本体に搭載されるソフトウェアは、グラフィック表示を多用し、誰にでも簡単に直感的な操作が可能です。

【その他】
発売時期:2014年7月
販売価格:本体標準価格オープン価格

3Dレーザースキャナー GLS-2000 製品紹介ページ

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