MAGNET Enterprise とAutoCAD WS のクラウドでの直接リンク

現場の重要な情報をモバイル端末を利用し効率化
2013.01.31

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、取締役社長:内田憲男)の100% 米国子会社であるトプコン・ポジショニング・システムズ社(TPS社) は、2012年11月に米国・オートデスク社 (NASDAQ:ADSK) との業務提携を発表しましたが、この度、トプコンのクラウド ベースの「MAGNET™ Enterprise」(マグネット エンタープライズ) からオートデスク社のAutoCAD WSへの直接接続という最初の具体的成果が得られました。

トプコンは、精密ポジショニング技術とソリューションで世界をリードする企業であり、オートデスク社はデザインおよびエンジニアリングに関わるソフトウェアのリーディングカンパニーです。

今回の新機能は、MAGNET EnterpriseとAutoCAD WS間でシームレスな収集、設計、調査および調節等の作業を行い、現場とオフィスのデータの連携を可能にしました。従来必要とされていた多数のステップおよびソフトウェア変換をする必要はなくなります。この新機能はMAGNET Enterpriseのユーザー全てが新機能を使用することができます。

トプコンのソフトウェア製品であるMAGNET suite(MAGNET Enterpriseを含む)は、クラウドサービスを通じてモバイル端末とオフィス用ソフトウェアを接続し、ウェブ上でオフィスデータやアセット情報の交換を行います。
お客様はウェブ・ブラウザかモバイル端末によってAutoCADソフトウェア用のAutoCAD WSのDWGファイルを見て、編集し、共有することができます。
現場の作業者は、トプコンの機器からAutoCAD WSに自動的に直接現場の測定値を業界のスタンダードである.DWG形式のファイルで記録することができ、品質管理や工程管理に即座に活用できます。

世界最高かつ最もよく使われている設計ソフトウェア一式を提供するオートデスク社と、業界トップのポジショニング製品を提供するトプコンの提携により、世界のCADユーザーの大部分が、AutoCAD WSから直接、モバイル端末を含めた現場の機器にレイアウト ポイントのデータを送信し、また、現場の測量データをクラウド経由で直接受け取り、更新・見直し・設計することが可能になります。

この新機能により、現場作業者の生産性、現場の安全性および品質管理を向上させ、より密接でシームレスな作業フローを提供でき、設計から施工までのデータフローを効率化し、最高水準の精度と生産性を提供することが可能となります。これは、建設業界を次のステップに進めるための変革と言えます。

今後もオートデスク社とトプコンは、オフィス、webおよびモバイル ワーカー間で、仮想世界と現実世界の間で最適化されたシームレスな接続を可能にし、緊密に連携するソリューションの開発に取り組んでいきます。

オートデスク社
米国オートデスク社(NASDAQ:ADSK)は、1982年に設立された、3Dデザインソフトウェアを提供する世界的な企業です。製造、建築、土木、メディア&エンターテインメント産業を中心に、多岐にわたる顧客がアイデアの具現化や視覚化、シミュレーションにオートデスクのソフトウェアを使用しています。顕著な例として、アカデミー賞、視覚効果賞の受賞者にオートデスクの顧客が 16年連続で選ばれています。1982年、AutoCAD発表以来、世界の市場を対象に業界先進のデザインソフトウェアの開発に取り組んでいます。

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