最新機種PASCAL Synthesisを欧州向けに発売

眼科レーザ治療の施術時間短縮と患者さんの疼痛軽減を図る 新時代の網膜光凝固装置PASCAL
2013.01.30

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、取締役社長:内田 憲男)は、短時間で複数個所のレーザ光凝固を行うことができる新時代の網膜光凝固装置PASCALの最新機種PASCAL Synthesisを欧州向けに発売いたします。
PASCAL Synthesis は、スタンフォード大学との共同研究により開発し、独占使用権を持つPASCAL独自の”PrecisionSpotTMレーザ照射”技術を搭載しています。高速ガルバノミラーテクノロジーをはじめ、パターンスキャンを行うための画期的かつ理想的な技術の採用により、患者さんの疼痛を軽減*1、また短時間に複数個所のレーザ光凝固を行うことができるため治療時間の短縮が図れます。さらにPASCAL独自の4-Fiberレーザースポットにより安定したパワーで照射することより均一な凝固斑を可能にしています。最新機種PASCAL Synthesisはモジュール方式によりコンパクトサイズを実現し、既存のスリットランプ*2に専用アダプターを接続し光凝固システムを構築することが可能です。術者、患者さん双方の負担を減らし、かつ安定した光凝固を実現した画期的な眼科レーザ光凝固装置です。

*1治療を受けた患者さんのヒアリングによる
*2接続可能なスリットランプは取付の際に事前にお問い合わせ頂き確認が必要です。

眼科用レーザ光凝固装置 PASCAL Synthesis
販売名:PASCAL Synthesis
製造販売業者:トプコンメディカルレーザーシステムズインク(米国)
Topcon Medical Laser Systems, Inc.

【特長】

■疼痛を低減*
短い照射パルスと高出力の組み合わせにより従来と同様の凝固効果が得られます。さらにはショートパルスであるため組織に対する熱傷害が大幅に減少し、患者さんの疼痛を軽減します。
*治療を受けた患者さんのヒアリングによる

熱拡散の比較

■安定と高速を両立したフラットな照射スポット
光励起半導体レーザ(OPSL)を搭載することにより、従来のレーザでは出力の瞬間に生じるエネルギーのムラを解決しました。
更にスポット径の切り替えには従来と同じ、ガルバノミラー方式を採用し瞬時の切り替えを実現しています。両者の融合によりエネルギームラのない、素早いパターン光凝固が可能となります。

左上:ガルバノミラーイメージ
右上:レーザ出力比較図
左:パターン選択画面

■安定と高速を両立したフラットな照射スポット
直感的に操作できるGUI(グラフィックユーザーインターフェイス)とタッチパネルにより、様々なパターンから治療に適したパターンをすぐに選択できます。

■エンドポイントマネジメント機能を搭載 (Option)
独自のアルゴリズムにより、照射出力と照射時間を設定したエネルギー量に同時に調節できます。求めるエンドポイントを簡単かつ正確にコントロールできます。

【仕様】
レーザ波長:577nm Yellow or 532nm Green
電気的定格:電圧AC100-240V、周波数:50/60Hz、電源入力:500VA

【その他】
販売名:PASCAL Synthesis
発売時期:平成25年1月末

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