北京気象局(BJMB)、気象観測用にトプコンGNSSを選定

2009.05.20

中国・北京気象局は、北京での気象観測プロジェクトの一環である地上におけるGPS・PWV検出システム(大気中の水蒸気含有量を測定検出)の固定局向けに、トプコンGNSS受信機Net-G3を選定しました。
このような中国における最先端の研究と応用プロジェクトに当社の受信機が選定されたことは大変有意義なことで、今回トプコンは、Net-G3およびアンテナを14セット供給する予定です。
これまで北京気象局は、2006年に北京市の房山区と懐柔区に試験的に最初のGPS固定局を14カ所設立し水蒸気含有量検出の実験を行いました。その時採用されたのがトプコン製受信機でした。実験期間中、両者は共同研究を行うなど信頼関係を築く一方、試験システムは2008年の北京オリンピック開催期間中、天気予報に使用されました。
このたびの固定局は、北京の2大貯水池である延慶県と密云県に設置され、大気中の水蒸気含有量を検出することで公共向けの天気予報サービスの向上が図られる予定です。
 
*GNSS受信機Net-G3:米国製GPSとロシア製GLONASS、ならびに計画中の欧州製GALLILEOに対応する高精度GNSS受信機。固定局での常時連続観測専用に設計。

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