【TOPCON】うるう秒実施に伴うGNSS受信機への対応について
2018.06.07
拝啓 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
うるう秒の実施が決定した場合に、事前に行われる衛星の航法暦情報の更新に伴い、GNSS受信機に影響を及ぼす恐れがあることが判明いたしました。
対応につきまして下記の通りご案内申し上げます。
敬具
記
1. GNSS受信機への対応
以下のGNSS受信機について、ファームウェアのアップデートにより影響を回避できます。
受信機名 | 対象ファームウェア バージョン | 新バージョン |
---|---|---|
NET-G5 | 5.1b11 | 5.1p6 |
GR-5 | 4.7p2 | 5.2 |
HiPer V | 4.7p2 | 4.7p7 |
HiPer SR | 4.7p2 | 4.7p8 |
MR-2 | 5.1 | 5.1p3 |
MR-1 | 4.7p2 | 4.7p4 |
HiPer II | 4.7p2 | 4.7p4 |
GRS-1(Vanguard)リニューアルモデル | 4.7p2 | 4.7p7 |
GRS-1 | 4.7p2 | 4.7p4 |
【GNSS受信機への影響について】
IERS(International Earth Rotation Service、国際地球回転観測事業)による2018年末のうるう秒が実施されるかは、現時点で確定しておりません。うるう秒の実施は約半年前に事前に告知されますので、次回2018年7月上旬に告知されることが見込まれています。
しかし、うるう秒実施が決定した場合に、事前告知の2~3週間後となる7月下旬に航法暦情報が更新され、GPSとGLONASSを同時利用される場合に動作不具合を起こす可能性がございます。
お客様におかれましては、影響を回避するためにファームウェアのアップデートをお勧めいたします。
2. 各GNSS受信機のファームウェア
各GNSS受信機の新ファームウェアのご入手ならびにバージョンアップ手順につきましては、以下をご覧ください。
【GNSS受信機のファームウェア】
以上