高速、高密度な地上型3Dレーザースキャナーの最上位モデル『CR-P1』シリーズを発売

最大200万点/秒、従来機比約16倍の高速スキャン 現場の生産性を革新
2025.07.28

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長 CEO 江藤 隆志)は、建設現場における3次元計測の需要がますます高まる中、最大200万点/秒と従来機比で約16倍の高速スキャンを実現した地上型3Dレーザースキャナーの最上位モデル『CR-P1』シリーズを発売いたします。

CR-P1活用シーン

近年、国土交通省が推進する「i-Construction 2.0」や、建築分野におけるBIM(Building Information Modeling)の普及により、建設現場での3次元データの取得・活用が、工程の効率化や品質向上、生産性の飛躍的な改善に直結する技術として注目され、3Dレーザースキャナーの導入ニーズが急速に高まっています。

さらに、建設業界では深刻な人手不足が続く中、少人数でもスピーディに高密度な3Dデータを取得し、設計・施工・維持管理といった各工程において情報の一元化・共有化を図ることが求められています。『CR-P1』シリーズは、このような業界の課題解決に向け、現場の作業効率を飛躍的に向上させ、3次元データによる施工・管理の省力化や効率化を図れる地上型3Dレーザースキャナーです。

当社はこれからも、建設現場のニーズへ柔軟に対応し、ICTを活用してさらなる働き方改革や生産性の向上を図り、業界の課題を解決する建設現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献しています。

主な特長

高速・高密度・高精度

当社従来機が誇る長距離・高精度の特長はそのままに、「高速」「高密度」なフラッグシップモデルです。最大200万点/秒というスキャンスピード(従来機比約16倍)を実現しています。

最大スキャン範囲:400m*

最大400mのスキャン範囲により、一度の計測で広範囲をカバー。高所建造物や高圧電線など、遠距離・高所にある対象物も確実に計測できます。

* 『CR-P1 L』の場合。

4.4kg の軽量ボディ

高い計測性能を備えつつ、本体重量は4.4kgと軽量設計。三脚との着脱が容易なクイックリリース機構により、高い機動力を発揮します。山間部や高低差のある法面など、機器の盛り替えが多い現場でもストレスなく運用できます。

選べる計測スタイル

解析を現場で完結させたい場合には『Collage Site』を、オフィスで高密度点群を活用した高度な解析を行う場合には『Collage Office』を使用。目的に応じて、2つの計測スタイルを使い分けることが可能です。

選べるカメラセンサー

色再現に優れた内蔵カメラと、撮影速度を重視した外付けパノラマカメラ*から選択可能。外付けカメラによる撮影は、わずか約2秒で完了します。

*外付けカメラはオプション

光と音でステータスを確認

本体に搭載されたライトと音により、スキャンや撮影のステータスをリアルタイムで把握可能。遠隔操作時でも機体の動作状況を視覚と聴覚で確認できるため、安心して計測作業を行えます。

その他

発売時期:2025年7月

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