「汎用型GNSS自動操舵システム」の開発と普及で農林水産大臣賞を受賞!

2025.11.28

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長 CEO 江藤 隆志)の100%子会社で、日本国内においてポジショニング機器販売等を行う株式会社トプコンソキアポジショニングジャパン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:森田 哲也)は、令和7年度(第26回)民間部門農林水産研究開発功績者表彰において、「汎用型GNSS自動操舵システム(超低速作業対応)」の開発と普及が高く評価され、農林水産大臣賞を受賞しました。表彰式は11月27日(木)、東京ビッグサイトで開催された「アグリビジネス創出フェア2025」の会場内にて行われ、鈴木 憲和 農林水産大臣より表彰状が授与されました。

日本の農業を取り巻く環境は、農業人口の減少や農地集約化の進展により、一人あたりの圃場面積が拡大しています。また、労働力不足に対応するため農業法人などでの雇用が進む一方、トラクタ操作に不慣れな作業者も増加しています。トラクタの運転には、直進・後進作業の正確な制御や作業機の同時操作など、高度な技能が求められるため、作業効率や精度の維持が課題となっていました。

こうした背景を踏まえ、当社では2006年より、農作業における生産性向上を目指すIT農業事業に参入、日本の市場にマッチした「後付け可能な自動操舵システム」の開発にも取り組み、国内市場で累計約8,000台を販売しています。

その普及を支えてきた要素の一つが、超低速域での自動操舵技術です。0.1km/hといった極めて低速で行う特殊作業に対応するため、当社は舵角制御技術の高精度化に取り組み、超低速でも安定した操舵を可能にしました。

さらに2025年1月には、自動操舵機能に特化した「Value Line」シリーズを発売しました。従来の多機能・高性能モデルに対し、本シリーズはお求めやすい価格帯のエントリーモデルで、スマート農業の第一歩として自動操舵の導入を検討される方や、2台目・3台目の導入をお考えの方に向けに開発されたモデルとなります。
ラインアップの拡充により、さらなる自動操舵システムの普及と活用促進を目指しています。

【自動操舵システムの主な特徴】

・GNSS受信機・ディスプレイ・電動ハンドルの3機器で構成され、既存のトラクタや田植機に簡単に後付けで導入可能

・操舵制御はGNSS受信機内部のプログラムで行い、走行ラインの設定や操作はディスプレイのアプリケーションで対応

・0.1km/hという超低速作業にも対応できる舵角制御技術を確立し、水田の畔塗りや長いも・ごぼうの溝掘りなどの特殊作業においても安定した精度を実現

・防水・防塵性能(IP65/67/69K)を備え、キャビンのないトラクタにも対応

自動操舵システム

※ システムの詳細は、以下URLの映像にてご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=vB7DS_f8DBA

【評価ポイント】

・農業分野における自動操舵システム導入の先駆的役割を果たし、スマート農業の普及を牽引したこと

・多様な農業機械への対応を可能とする汎用性の高さ

・施肥マップを活用した可変施肥機能など、実用面での高い評価

【民間部門農林水産研究開発功績者表彰について】

本表彰は、農林水産業その他関連産業に関する研究開発のうち、民間が主体となって行っているものについて、その一層の発展及びそれに従事する者の一層の意欲向上に資するため、優れた功績を挙げた者に対して農林水産大臣賞、農林水産技術会議会長賞及び公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会会長賞が授与されるものです。

表彰制度の概要:
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/researcher_praise/minkan_commendaton.htm

https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/attach/pdf/251104-2.pdf

令和7年度受賞者一覧:
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/attach/pdf/251104-3.pdf

【受賞概要】

受賞対象:汎用型GNSS自動操舵システム(超低速作業対応)の開発と普及
受賞者:代表 直轄営業部 多田 和博(ただ かずひろ)
所属:株式会社トプコンソキアポジショニングジャパン

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