誰のために、どう使われていくのか
― 人と組織の視点から見たトプコン本社2号館―株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:江藤 隆志)は、今年2月、1930年代に建設された創業期建築である本社2号館について、小堀哲夫建築設計事務所監修のもと、既存躯体を最大限に生かしたリノベーション工事を完了しました。
■ 参考ニュースリリース:トプコン、本社2号館のリノベーション完了
本社2号館は、“コンクリート博士”として知られる建築家・阿部 美樹志氏が手がけた建物で、約90年にわたり主要構造部を健全に保ちながら使われてきた、歴史的価値の高い建築です。今回のリノベーションプロジェクトは、単なる建物の刷新ではなく、時代とともに変化してきた当社グループの歩みや、「働く人の未来をどう描くか」という問いに対する、トプコンなりの答えを形にする取り組みとして位置付けています。
当社グループは、本社2号館のリノベーションにあたり、完成そのものよりも、「この建物が、これから誰に使われ、どのように生きていくのか」を重視しています。
人と組織の視点から
人事・総務を担当する最高人事責任者(CHRO)渡邊玲子は、本社2号館を、単なる執務空間ではなく、働く一人ひとりの判断と行動を後押しする「基盤」として捉えています。
「どんな戦略を描いても、現場でそれを動かすのは、従業員一人ひとりの判断と行動です。
この建物には、業務を『自分ごと』として捉え、変化を前向きに受け止めていくための
余白やきっかけが必要だと考えました」
執務や業務機能を大前提としながらも、部門や立場を越えて人が自然に集い、会話が生まれること。そうした日常の小さな積み重ねが、組織を少しずつ前に進めていくー当社グループはそのように考えています。
リノベーション後の2号館では、
「ここに来ると他部署の人と話しやすい」
「会話のきっかけが生まれている」
といった声が社内から聞かれるようになっています。

「建物は、完成した瞬間がゴールではありません。使われながら、少しずつ育ち、変わっていくものだと思っています」
リノベーションを終えた本社2号館は、創業期からトプコンと共に歩んできたシンボル的存在です。これからも人と組織の変化を受け止め、未来へとつないでいくための“生きた器”であり続けます。

渡邊 玲子(わたなべ・れいこ)
株式会社トプコン 最高人事責任者(CHRO)
総務・人事担当役員
最高サステナビリティ責任者(CSuO)