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ニュースリリース : 2018年度

クラウド活用でスマート農業を推進!

生育データによる「土壌の見える化」で農作物の品質向上と増収を目指す

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:平野 聡)は、農作物の生育データから、最適な施肥を行うソリューションとして、クラウド版可変施肥*1設計ソフトウエア『nRate-Map Web』(エヌレートマップ ウェブ)を発売しました。

圃場マップイメージ『nRate-Map Web』は、作物の生育データを使い、圃場(ほじょう)*2内の場所ごとに必要な肥料散布量を可視化するソフトウエアです。

作成したマップを用いることで、追肥(ついひ)*3を可変施肥で行えるだけでなく、土壌の栄養状態(地力)を推測して次年の育成計画、すなわち基肥(もとひ)*4でも可変施肥を行うことも可能とします。

また簡単な操作で施肥用のマップを作成できることが特長で、手軽に使用できる料金体系と相まって、大規模な営農法人だけでなく、個人経営農家の方々にもお使いいただけるソフトウエアです。

なお、本ソフトウエアは十勝農業試験場や北海道大学との連携により開発し、十勝農業試験場が研究している「畑輪作で活用できる生育履歴情報を利用したマップベース可変施肥技術」で使用されている、施肥設計ソフトウエア『施肥マップ』のウェブアプリケーション版です。この研究は、平成29年度の北海道農業試験会議にて【普及推進事項】*5として採択されています。

http://www.hro.or.jp/list/agricultural/center/kenkyuseika/panf/29/17.pdf



現在、日本の農業は、就農者の高齢化を背景に、「農業従事者の減少」が深刻な課題となっており、日本の農業市場は今後ロボット技術やICTを活用し、「省力化」、「高品質化」を実現するスマート農業の実現を目指しています。

当社はこの『nRate-Map Web』を発売する事で、作物の生育段階における均一化をはじめ、次年度の土つくりにおいてもデータでの管理ができるソリューションを提供し、日本の農業の「生産性向上」、「コスト削減」、「圃場の最適活用」という課題に取り組み、スマート農業の普及促進に貢献してまいります。

【nRate-Map Webの主な特長】

nRate Map Webイメージ



■ 可変施肥により 圃場に最適な肥料散布を実現

レーザー式生育センサ― CropSpecレーザー式生育センサー「CropSpec(クロップスペック)」や、衛星画像またはドローンによるNDVI(正規化植生指数)などの生育データを使い、自動的に施肥量を指定したマップを作成します。また、生育データを使わず経験でわかる「地力」、例えば毎年施肥を行っても生育が良い所や悪い所などを勘案して、ユーザー自身がマニュアルで施肥量マップを作成することも可能です。

さらにGNSS自動操舵/ガイダンスシステム、可変施肥機と組み合わせることで、圃場に最適な肥料散布を可能にします。生育状況や推定した土壌の栄養状態に合わせて場所ごとに施肥量を調整することで、以下の効果が期待できます。

  • 作物の生育を均一にした品質の安定
  • 作物の倒伏*6を減少することによる増収
  • 施肥量の最適化による肥料コストの軽減

■トプコン精密農業製品情報

自動操舵システム、ガイダンスシステム



■ どこでも誰でもデータへアクセス可能

nRate-Map Web クラウドイメージデータはクラウド上にあり、ウェブブラウザで操作するため、インターネットにつながる環境にあれば自宅のPCからでも圃場でタブレットからでもデータへアクセスできます。

GPSを搭載したタブレットなら、マップに今いる場所を表示でき、現地で状況を確認することも可能です。

またユーザーの追加もでき、たとえば規模のある営農法人であれば従業員間でのデータ共有、また普及指導員*7などの有識者へアクセス権限を付与すれば、離れたところからでもデータを確認してもらいながらの的確な技術指導を受けるといった環境を作ることもできます。



■ 年間契約(サブスクリプション方式)の料金体系で手軽に導入

使用料金は圃場の面積に応じた年間契約です。手軽にご利用いただける料金体系を設定しています。



*1. 可変施肥 作物の生育状況に合わせ、場所に応じて肥料の散布量を変えること。
*2. 圃場(ほじょう) 作物を栽培する田畑のこと。
*3. 追肥 (ついひ) 種まきや移植した後に、作物の生育途中に肥料を散布すること。
*4. 基肥 (もとひ) 種まきや苗植えを行う前に、農地へ肥料を散布すること。
*5. 普及推進事項

地方独立行政法人北海道立総合研究機構では、道内の試験研究機関が実施した具体的試験研究成果を北海道農業試験会議成績会議で検討し、新たな技術・品種として普及指導することが有効なものを5つの区分で認定しています。「普及推進事項」とは、この5つの区分のうちの1つで、普及を推進すべき事項として認定された新たな技術を指します。

*6. 作物の倒伏

作物が生育中に倒れ伏してしまうこと。特に米や麦などでは、出穂後に倒伏すると稔実が悪くなり収量減してしまうほか、収穫作業も困難になってしまいます。

*7. 普及指導員

農業者に直接接して農業技術の指導や経営相談に応じるなど、農業に関する情報を提供し農業者の農業技術や経営を向上するための支援を専門とする、国家資格をもった都道府県の職員のこと。



【その他】

発売時期 :2019年3月



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