弊社社長補佐 大友文夫が紫綬褒章を受章
連続パルスの時間差の高分解能測定により光測距装置の開発4月29日付けで政府から平成22年度春の褒章が発令され、弊社社長補佐 大友文夫が紫綬褒章を賜ることになりました。伝達式は5月14日(金)に執り行われます。
紫綬褒章は、「学術、芸術上の発明、発見、創作に関して事績の著しい方」に授与されるものとされており、弊社からは初の受章者となります。
大友は、昭和45年に東京光学機械株式会社(現株式会社トプコン)へ入社以来、光測距装置を中心に測量機器関連の研究開発に従事し、測量機器技術部部長、取締役兼執行役員測量機器事業部長、取締役兼常務執行役員、取締役兼専務執行役員等を歴任し、平成21年6月より弊社社長補佐に就任して現在に至っております。
今回の受章対象は、「連続パルスの時間差の高分解能測定による光測距装置の開発」です。
これは主にトータルステーションに搭載される、光を用いて離れた2点間の距離を精密に測定する光測距装置に関するものです。
従来の光測距装置にはパルス方式と位相差方式がありましたが、本開発により、パルス方式の遠方まで測距が可能であるという長所と、位相差方式の高い分解能が得られるという両者の長所を併せ持つ光測距装置を実現しました。
この装置は、一般的には建物や橋梁の施工、土地や道路の現況調査に利用され、日本はもとより世界各国の建設土木分野の測量業務の効率化に貢献しております。また、測定ターゲットの設置が不要でも高い分解能の測定が容易に行えることとなり、災害等で発生した崩落現場の調査、文化的価値が高い遺跡や文化財の計測調査など、これまでの測量分野のみならず幅広い分野で活用されていることなどが評価されました。
表彰歴
平成17年10月21日
(社)発明協会 平成17年度 関東地方発明表彰
東京支部長賞
「時間差の高分解能測定装置」
平成20年6月17日
(社)発明協会 平成20年度 全国発明表彰
日本商工会議所会頭発明賞
「時間差の高分解能測定装置」
平成21年4月14日
平成21年度 科学技術分野の文部科学大臣表彰
科学技術賞(開発部門)
「連続パルスの時間差の高分解能測定による光測距装置の開発」