2022年3月期第3四半期決算説明会
開催日 | 2022年1月28日 |
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場所 | ライブ配信 |
説明者 | 取締役兼常務執行役員 財務本部長 秋山 治彦 |
主な質疑応答 PDF版(同一内容記載)は、前ページのスクリプトをご参照ください。
全社共通事項
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米国金利上昇の影響 :米国で金利が上昇しているが、過去の経験から金利上昇はどの程度業績にインパクトがあるのか?
金利上昇により住宅投資への影響はある程度避けられないと考えるが、当座は住宅需要の底堅さ、またインフラ分野は強い需要が継続すると見ている。
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特殊要因(部材不足・物流逼迫)・今期の内訳と来年度見通し :特殊要因の内訳を教えて欲しい。また、来年度の特殊要因の見通しはどう見ているのか?
6割程度がコスト上昇で残りが部材不足による影響。この傾向は少なくとも来年度前半まで続くのではないかと見ているが、その先はまだ分からない。仮に前半で解消すれば来期の特殊要因は50億を下回る可能性はある。
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特殊要因(部材不足・物流逼迫)・売上増の要因 :特殊要因は売上の制約要因になると思うが、一方で売上は上振れた。どのように理解すればよいのか?売価アップによる影響が大きいのか?
価格転嫁の影響もあるが、市況、需要の強さがネガティブ要因を上回りこのような結果となった。
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第4四半期見通し :Q4はQoQで減収減益予想となっており、慎重な計画に見えるがコメントして欲しい。
アイケア事業はQ3とQ4で一部出荷の入り繰りの影響があるので、下期全体で評価して欲しい。いずれにせよ、Q4はスマートインフラ事業、アイケア事業とも部材不足や部材コスト上昇の影響が拡大することが要因。
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2022年度の見通し :売上の高い伸びが続いているが、2022年度もこの状況が継続すると理解していいか?
現時点で明確なことは申し上げられないが、ポジショニング事業/スマートインフラ事業については金利上昇やサプライチェーン問題の影響継続が懸念される一方で、各国でインフラ投資が増加し、現在の好調な需要環境が当面継続すると見ている。アイケア事業は高齢化に伴う眼疾患の増加により、眼健診の需要は景気に左右されず拡大していく。好調なスクリーニングビジネスを中心に現在の状況が続くと考えている。
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2022年度の見通し :今期、営業利益は、特殊要因を合わせると185億円が実力値ということになり、今後もポジショニング事業とアイケア事業のモメンタムが続く場合、来期はかなりの数字を期待できるように思うがどうか?
今期実力値185億円をベースに考えて構わないが、来期も特殊要因はゼロにはならないので、特殊要因をどの程度織り込むか次第となる。
ポジショニング・カンパニー
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先行受注と来期の反動減 :OEM顧客からの実需以外の先行発注はどの程度含まれているのか? アフターマーケットでも先行発注があるのか? 来期の反動減を懸念しての質問とご理解いただきたい。
アフターマーケットは先行発注はなく実需によるもの。OEMは、足元の売上がアフターマーケットを上回っており、一部先行発注が含まれていると思うが、大きなボリュームではない。
アイケア事業
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大口受注について :大口受注が取れているようだが、先行きどの程度の広がりがある感触を持っているのか?
スクリーニング、リモート検眼で大口案件が複数獲得出来ている。今後も眼科以外での健診需要は拡大していくと見ており、大手チェーンからの受注は期待できると考えている。
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英国での大型受注 :英国での大型受注というのはどの程度の規模感か教えて欲しい。
発注者であるチェーン店の規模によってもニュアンスは異なるが、数十台から数百台レベルの規模。
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オミクロン影響 :オミクロンの影響は?
Q3迄の実績では、オミクロン影響は殆ど出ていない。Q4についてもオミクロン影響はあまり考えなくてもよいと認識している。
将来見通しに対する注意事項
本資料に記載の業績見通し並びに将来予測は、資料の作成時点において入手可能な情報に基づき、計画のもとになる前提、予想を含んだ内容を記載しております。
実際の業績は、今後の事業領域を取りまく経済状況、市場の動向により、これらの業績見通しとは異なる場合がございますので、ご承知おきいただきますようお願い申し上げます。
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