2023年3月期第1四半期決算説明会質疑応答
開催日 | 2022年7月26日 |
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場所 | ライブ配信 |
説明者 | 取締役兼常務執行役員 財務本部長 秋山 治彦 |
主な質疑応答 PDF版(同一内容記載)は、前ページのスクリプトをご参照ください。
全社共通事項
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不透明感が高まっているが、足元でモメンタムが変化している事業はあるか?
全事業で受注残が積み上がっており、現時点では景気悪化の影響は出ていない。一方で、部材不足の影響は全く収束しておらず、収束時期もまだ分からない。
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部材・物流費上昇の影響は前回の説明会で言っていた年間で20-30億円と比べると、Q1の進捗が高いように見えるがどうか?
昨年はQ2の後半から影響が出ていたので、対前年比という意味では予定通り、下期は前年比ではあまり影響が出ないと見ている。
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部材・物流費上昇のセグメント別の状況は?
ポジショニング・カンパニーが半分程度、残りは基本的にスマートインフラ事業とアイケア事業で半々だが、スマートインフラ事業は物流コストがあまりかかっていないので、その分アイケア事業の方が影響が若干大きい。
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決算短信の地域別の売上数値を見ると、欧州の売上の伸びが弱いように見えるがどうか?
欧州も順調だが、米国がそれ以上に伸びている為に、ウェイトが下がっている。また、ドイツのディスプレイ工場での部材不足で売上に一部影響が出ているが、特に需要が弱いとは考えていない。
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部材不足による仕掛在庫の増加は分かるが、完成品の在庫も急増している。どう理解すれば良いのか?
航空便を使っていた一部の製品で船便を使っており、物流に時間が掛かっていることが影響している。単体では販売会社向けに売上が計上されながら、連結では売上が計上されていない部分も多い。
ポジショニング・カンパニー
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売上増のブレイクダウンをして欲しい。為替影響、バックオーダーの影響、値上げについて知りたい。
為替の影響を除くと売上の伸びは10%弱になる。バックオーダーは現地通貨ベースで3月末比で増加している。いつ解消するかの予想は難しいが、Q2以降減らしては行けると思う。値上げは昨夏に続いて2回目を実施しているが、Q1での効果は限定的。
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Q1は前年無かった部材・物流費上昇の影響で営業減益とのことだが、昨年はQ2以降、部材・物流費上昇の影響でコストのベースが高いので、今後は前年同期比で見て増益傾向に改善すると見ていいか?年度の見通しは10%増収だが現地通貨ベースだとどの程度の伸長を計画しているのか?
そのように見ている。
スマートインフラ事業
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受注残は現地通貨ベースではどうなのか?
増加している。
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通期では減益予想となっているがQ1の数値は良かった。見通しに変化はないか?
人員増強をしていくので、1年で見ると減益になるという見通しは変わっていない。
アイケア事業
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中国ロックダウンの影響で売上が減少した分については、Q2に計上されてくると考えて良いのか?
中国のロックダウンでは出荷だけではなく、営業活動を含めて影響が全般的に出てしまった状況で、積み上がった需要がQ2に直ぐに反映されるという状況ではない。
将来見通しに対する注意事項
本資料に記載の業績見通し並びに将来予測は、資料の作成時点において入手可能な情報に基づき、計画のもとになる前提、予想を含んだ内容を記載しております。
実際の業績は、今後の事業領域を取りまく経済状況、市場の動向により、これらの業績見通しとは異なる場合がございますので、ご承知おきいただきますようお願い申し上げます。