2023年3月期第2四半期決算説明会質疑応答
開催日 | 2022年10月28日 |
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場所 | ライブ配信 |
説明者 | 代表取締役社長 平野 聡 |
主な質疑応答 PDF版(同一内容記載)は、前ページのスクリプトをご参照ください。
全社共通事項
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粗利率の水準について、どのように評価しているのか?
粗利率の変動要因としては、部材価格の上昇、値上げ、為替があるが、最初の二つの影響が相殺し、為替の分だけ改善したというイメージ。
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部材不足について、上期も厳しかったと言っていたが上方修正している。同じような形に下期になる可能性が高いと考えて良いのか、それとも下期は更に厳しくなると見ているのか?
状況は変わらない。今後想定以上に厳しいことが出て来るかもしれないが、上振れできるように設計変更などの努力を継続していく。
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為替の上期売上への影響額は?
上期実績でいうとおおよその数字で約百億円。
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通期の新しい増減益分析の数値について教えて欲しい。
売上増・Mixが70-80億円のプラス、固定費が50-60億円のマイナス、為替と原価低減が合わせて40億円程度、部材物流費上昇が30-40億円のマイナスと見ている。
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下期のガイダンスの数値を計算すると、ポジショニング・カンパニーが前年同期比で減益となっている。当事業を最も保守的に見ていると考えて良いのか?
そのように見ていただいて構わない。
ポジショニング・カンパニー
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Q2だけで見ると今までにない高い水準の売上だったが、下期について、マクロの影響などを含めどう見れば良いか?
受注状況から見ると悪くはなく、住宅絡みは弱いがインフラ関連が堅調で、当面は悪くはならないように見える。一方で、世界的なインフレや金融引締め、地政学リスク、部材不足、中国のゼロコロナ政策の影響などがあり、不透明感が増々高まっている。その為、下期の予想数値はかなり抑えた数字となっている。
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為替と値上げの影響が無かった場合の売上の伸びはどの程度だったのか?
それらの影響を除いても、二桁の増収だった。
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不透明要因が高まっている状況下では、キャンセルのリスクも考えた方が良いのか?
通常はあまりキャンセルはないが、ここまで多額の受注残を抱えるということは過去に無く、キャンセルのリスクを否定はできない。
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今後の3年を見て、建機や農機の自動化に関して、技術優位性はどうなっていくのか? 大手の建機メーカーや農機メーカーによる内製化のリスクはないか?
まだ建機や農機のロボット化は黎明期であり、建機メーカーや農機メーカーの内製化の動きがあったとしても当社のビジネスはまだまだ成長できる。長い目で見た場合には、大手建機メーカーは何れは内製化するだろうとは思う。しかし、そのロボット化した建機を動かすには測量のデータが必要。施工後の検査も含め、測量の技術が必要となるので、彼らが市場を全部取ることはできない。農業については、求められる精度が相対的に低いので、内製化のハードルはより低くなる。しかし、スマート農業ということを考えると、育成状況をセンシングする等、当社が得意な計測技術が様々な場面で必要となる。当社は彼らと協業する形になっていくと考えている。
アイケア事業
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景気後退となった場合、眼鏡チェーン店による設備投資の減速リスクはあるか?
現状は好調で、景気減速を感じさせていない。
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NW500 についての説明があったが、現行モデルのNW400が発売から8年経過している。更新需要が期待できるのか?
期待している。NW500は製品力が向上しているので、それ以外にも期待している。
将来見通しに対する注意事項
本資料に記載の業績見通し並びに将来予測は、資料の作成時点において入手可能な情報に基づき、計画のもとになる前提、予想を含んだ内容を記載しております。
実際の業績は、今後の事業領域を取りまく経済状況、市場の動向により、これらの業績見通しとは異なる場合がございますので、ご承知おきいただきますようお願い申し上げます。