2024年3月期第2四半期決算説明会質疑応答
開催日 | 2023年10月27日 |
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場所 | ライブ配信 |
説明者 | 代表取締役社長 CEO 江藤 隆志 |
主な質疑応答
全社共通事項
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上期実績は想定に対して、どの程度下振れたのか?
売上高で90~100億円程度、想定から下回りました。それに伴い営業利益は50~60億の下振れとなりました。
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期初計画では固定費が前年度比20億円程度増加するとの説明であったが、現状の計画は?
期初時点では対前年で+20~30億円を見込み、Q1決算時には期初見込みから若干増えると説明しました。現時点で+30億円から数億上振れする程度を見込んでいます。
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在庫が増加しているが、Q2に生産調整を行ったのか? また、Q3以降はどの程度生産調整を見込むのか?
Q1の売上減少を受けてQ2に生産調整を行いましたが、北米の売上減少が想定以上であった為、Q2で在庫はさらに増加しました。下期は売上増加も考慮し、生産調整は10%弱程度を見込み、在庫を減らしていく計画です。
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新公表値における営業利益の前年度比の増減益分析を説明して欲しい。
今回の下方修正後の130億円は、FY22実績195億円に対して65億円の減少となります。売上増・Mixで45~50億円のマイナス、固定費の増加で35~40億のマイナス、為替で10~15億円のプラス、部材費低減により数億程のプラスを見込んでいます。
ポジショニング事業
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代理店の在庫は、現在も通常より高い水準が続いているのか?
代理店在庫は引き続き高止まりの状況にありますが、Q1に比べれば改善しています。一方、米国の金利上昇で買い控えが継続しています。
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期初計画では、北米は住宅着工減少を織り込む一方で、インフラ需要が安定的との説明であったが、今回のポジショニングの下方修正要因は、住宅に加えインフラ需要も金利高の影響を受けている、ということか?
買い控えは住宅建設、インフラ需要も同じ状況と見ています。特に金利高の影響を受けているのはアフターマーケットです。一方で、成長事業分野では「MC-Mobile」の様な独自商品で好調な販売が継続しており、引き続き新規・買替え需要を喚起していきます。
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上期の大幅な固定費増に対し、下期はポジショニング事業を中心に17億円削減するとの説明だが、本当に可能なのか?
既に人件費、販管費等の削減に着手しています。
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建機メーカーの決算では、北米市場は悪くない印象。御社との違いは?
金利高による買い控えの影響は、当社の事業に先行して表面化すると見ています。市中在庫水準やバックオーダー解消の程度など、様々な要因で建機メーカーとの差異が生じていると分析しています。
アイケア事業
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Q2は増収も利益が減少したが、先行投資はどの程度含まれているか?また今後の計画はどうか?
Q2の固定費は前年同期比で10~15億円増加しました。今後もシェアードケアなどへの先行投資で人員増強等の固定費増加を見込んでいます。
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Q2の営業利益が特に低いが、Q3以降で挽回出来るのか?
下期は売上増を見込んでおり、固定費をカバーし年間で営業利益50億円を見込んでいます。
将来見通しに対する注意事項
本資料に記載の業績見通し並びに将来予測は、資料の作成時点において入手可能な情報に基づき、計画のもとになる前提、予想を含んだ内容を記載しております。
実際の業績は、今後の事業領域を取りまく経済状況、市場の動向により、これらの業績見通しとは異なる場合がございますので、ご承知おきいただきますようお願い申し上げます。