2024年3月期第3四半期決算説明会質疑応答
開催日 | 2024年1月29日 |
---|---|
場所 | ライブ配信 |
説明者 | 代表取締役社長 CEO 江藤 隆志 |
主な質疑応答
全社共通事項
-
今回開示した構造改革の施策は、中期経営計画に織り込まれていたものを前倒ししたものか?事業環境の変化などを受けて追加したものか?
新しい施策を追加したわけではなく、2024年以降の回復に向けて構造改革を前倒しで実施する必要があると判断しました。今回追加計上した特損と同じ程度の費用が中期経営計画の期間内に発生すると、当初から想定していました。
-
構造改革前倒しの実施効果は、2024年度業績にどの程度貢献する見通しか?
2024年度業績について現時点で開示している数値はないものの、今回、人員削減やモスクワ拠点の縮小等が、販管費の削減に貢献すると見込んでいます。
-
販管費率の改善について、2025年度の売上高が上振れ、または下振れた場合の考え方を教えてほしい。販管費の削減額よりも今回公表した販管費率42%の達成を重視するという理解でよいのか?
売上高が上下した場合にも、基本的には販管費率42%をコミットとしたいと考えています。
-
固定費を圧縮するとのことだが、研究開発費はどういうイメージか?
研究開発投資は継続しつつ、他の効率を高めることで固定費圧縮に取り組む方針です。景気後退局面でも新しいものを開発していくことが非常に重要と考えています。
ポジショニング事業
-
Q3の営業利益は想定通りか?
各四半期のうち、Q3が一番売上が低い時期となっているため、その影響で営業利益も低水準でした。なお、最も繁忙期となるQ4で売上増に期待しつつ、経費を抑えていく計画としています。
-
厳しい事業環境が続くと見るなかで、Q3からQ4にかけて営業増益となる計画の背景は?
Q4にかけて、売上ミックスの改善や物流費の低下に加え、高騰していた部材費も落ち付くことで粗利率改善を見込んでいます。また、期を追うごとに販管費の抑制効果が出ているので、それらが総合的に貢献してQ4の利益確保を計画しています。
-
アメリカの市中在庫の状況を教えてほしい。
市中在庫は調整が進んでいます。
アイケア事業
-
これまでの戦略が結実して、Q3に売上と利益がかなりジャンプアップしている。好調な分野や地域について教えてほしい。
スクリーニングは引き続き好調でした。大手眼鏡チェーン店の欧州向けも堅調に推移しました。中国を含むアジア向けの販売も好調でした。
-
スクリーニングビジネスの規模感と地域ごとの状況は?
スクリーニングビジネスは、アイケア事業の27%を占めるソリューションビジネスの中で一番大きいビジネスとなっています。主要なマーケットは北米、次に欧州となっています。
将来見通しに対する注意事項
本資料に記載の業績見通し並びに将来予測は、資料の作成時点において入手可能な情報に基づき、計画のもとになる前提、予想を含んだ内容を記載しております。
実際の業績は、今後の事業領域を取りまく経済状況、市場の動向により、これらの業績見通しとは異なる場合がございますので、ご承知おきいただきますようお願い申し上げます。