トプコンの環境負荷実績報告

1. 気候変動への対応

トプコングループでは、気候変動を最重要の地球環境問題であると捉え、事業活動による温室効果ガス排出量の削減に努めています。今年度より、当社の国内生産活動から排出されるScope 1、 2、 3排出量を把握いたしました。省電力化や再生可能エネルギーへのシフトを推進し、2030年度末までに2013年度比40%の温室効果ガス排出量の削減に努めます。

温室効果ガス排出量(t-CO22021年度2022年度
Scope 1232172
Scope 27,8124,209
Scope 3222,876
合計8,044228,257

[算定方法・対象]
国内製造拠点(本社、トプコン山形、トプコンオプトネクサス)の2022年度実績
Scope 1:地球温暖化対策推進法の係数を用いて算出
Scope 2:各電力会社の係数を用いて算出(マーケット基準)
※Scope 3:カテゴリ1、 2、 3、 4、 5、 6、 7、 8からの排出量

2. 資源の有効活用(総排出量※1削減)

地球の限りある資源を有効に活用する観点から、ゼロエミッションをベースに、総排出量の削減を進めています。

※1 総排出量:本社敷地内で業務上発生した一般廃棄物と産業廃棄物の合計

3. 化学物質管理(VOC※2削減)

化学物質管理の一環として、VOCの削減に努めています。削減活動の一つとして、溶剤塗料から水性塗料への代替があります。従来の水性塗料の摩耗耐久性は溶剤塗料と比較した場合低下する傾向にありましたが、開発した水性塗料は溶剤塗料同等以上の摩耗耐久性を持っており、環境保全と製品耐久性を両立させています。

※2 VOC(Volatile Organic Compounds):揮発性有機化合物

(kg)2021年度2022年度
VOC21,09223,217
廃棄物307,907480,206

4. 排水

トプコングループでは、コア技術の一つであるレンズ製造工程、金属加工工程において水を大量に使用します。各製造工程で発生した水は、有機物や無機物を含んでいるため、生態系や人々の生活に悪影響を及ぼすことのないよう排水前に水質汚濁防止法で定められた有害物質の基準値以下になるよう厳密に管理し、適切な排水処理を行っています。今後も各事業所では水リスクを把握するとともに、節水や水の使用量削減を推進し、水資源の適切な利用に努めてまいります。

国内製造拠点からの排水量(㎥)2021年度2022年度
本社18,86722,382
トプコン山形4,4524,794
トプコンオプトネクサス20,34119,508
合計43,66046,684

5. 水リスクについて

グローバルの全ての製造拠点(16カ所)について、Aqueduct※3による水リスクの調査を行いました(2023年8月)。1拠点がリスクが高い地域(Aqueduct Overall WaterRisk:High)で操業していますが、製造工程で水を使用していません。尚、リスクが大変高い地域(Aqueduct OverallWater Risk :Extremely High)に製造拠点はありません。

※3 Aqueduct : WRI(World Resources Institute、世界資源研究所)が開発した水リスク評価のグローバルツール

6.2021年度の環境関連の法規制に対する遵守状況とクレーム

2022年度の環境関連の法令違反は0件、クレームは0件、事故は0件でした。

日本海外グループ合計
法令違反件数
クレーム件数
事故件数

 

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