トプコングループは、TOPCON WAYにおいて、「労働」に関連する項目でもグローバル基準を尊重し、持続可能な市場の構築に寄与することを定めています。そこでわれわれは、社員が主体的に学び成長すると同時に、安全な職場環境を提供することを目指しています。さらに、経営ビジョンの実現に向けて、グループの価値観を共通すると同時に、価値創造に貢献できる人材を「Topconian」と定義し、Topconianの育成を進めています。
Topconianの育成
トプコングループは、社員等に主体的に学び成長する機会を平等・公平に提供し、その資質を最大限に発揮することができるような職場風土の実現に努めています。社員等は、自らの職務領域と責任権限に基づき業務を遂行し、日常業務の内外で、能力向上のための自己研鑽に努める機会を提供しています。
トプコングループは、経営ビジョンの実現に向けた人材戦略として、トプコニアンの育成をテーマにしています。
トプコニアンとは、
(1)利益を創出する高度な専門性を持つ人材、
(2)国境や文化の違いを超えて共通の価値観をもって行動する人材、
(3)チームワークを大切にする人材という3つの条件をみたす人材であると定義しており、このような人材育成のために、定期的に講義・研修などを実施しています。
安全管理
トプコングループは、社員の能力を最大限発揮させ、職場における事故を避けるためには、安全衛生の確保が重要であると考えています。この考えに基づき、建築物・設備等に対して必要な安全対策を講じ、社員等の安全と健康を重視した作業基準を制定しています。社員等は、安全性を第一に考え、安全衛生に関する法令及び社内規程を遵守することとしています。
また、国・地域を問わず、出張している社員及び海外赴任している社員ならびにその家族等の安全を確保するため、突発的危機対応システムを構築しており、事件・事故の予防策を中心とした安全対策の確立・強化を図っています。
労働時間・休暇制度・業務上災害
時間外労働については、労働組合との間で36協定を締結しそれを遵守するとともに、個々人の役割分担の見直しや業務の集約、人員シフト、業務のIT化等により、業務の効率化・省力化・平準化を図り、必要最小限にとどめるよう会社として取り組んでいます。
多様な働き方の提供
トプコンは、社員の仕事と家庭の両立や、労働生産性向上に向けた働き方改革を支援しています。これに関連して、出産・育児についても、様々な制度を設立しています。
助産師の指示による健康検査等のために必要な時間の勤務を免除とするほか、配偶者が出産する場合、3日間の休暇が取得可能な「配偶者の出産休暇」制度などを設け、出産しやすい仕組みを整えています。
各30分、育児時間を確保できる「育児時間制度」や子供が満2歳に達する日の属する月の末日まで取得可能な「育児休業制度」を設けています。また、「短時間、短日勤務制度」など、勤務形態を柔軟に選択できる制度を拡充し、かつ小学校修了までの子を養育する社員は、子が1人であれば年間5日、2人以上であれば年間10日まで取得可能な「子の看護休暇」などによって、子育て世代の社員の育児を支援し、多様な働き方への対応を図っています。
労組と会社のコミュニケーション
トプコングループは、社員の労働者としての権利を保護するために、労使が直接意見交換することが重要と考えています。日本国内ではトプコン労働組合やグループ製造関連会社の関連労働組合が結成されており、トプコン労働組合に対しては、会社側が経営状況を定例的に説明する「労使懇談会」や「労使協議会」を開催し、コミュニケーションの強化に努めています。
「労使懇談会」: 毎月1回定例開催。会社から経営状況やトピックス等についての報告を受け、それに対し労組から意見を述べ、相互の情報共有を図っています。
「労使協議会」: 毎月の定例及び労使どちらかの申し入れにより臨時に開催。より具体的な意見交換や労使双方からの提案議題等について協議しています。