トプコンの環境負荷実績報告

1. 気候変動への対応

当社は、気候変動を最も深刻な地球環境問題であると捉えています。マテリアリティとして「地球環境への負荷低減」を特定し、ステークホルダーとともに、気候変動をはじめとする社会全体の環境負荷低減に貢献し、持続可能な社会の実現を目指します。

温室効果ガス排出量(t-CO22022年度2023年度
Scope 1※11723,552
Scope 2※14,2098,833
Scope 3222,876※2236,310※3
合計228,257248,695

[算定方法・対象]
※1:製造拠点(2022年度:国内、2023年度:国内・海外)
※2:カテゴリ1-8
※3:カテゴリ1-8, 11, 12

2. 資源の有効活用

地球の限りある資源を有効に活用する観点から、ゼロエミッションをベースに廃棄物削減を進めています。

3. 化学物質管理(VOC※4削減)

化学物質管理の一環として、VOCの削減に努めています。削減活動のひとつとして、溶剤塗料を水性塗料に置き換えました。従来の水性塗料の摩耗耐久性は溶剤塗料と比較した場合、低下する傾向にありましたが、開発した水性塗料は、溶剤塗料と同等以上の摩耗耐久性を持ち、環境保全と製品耐久性を両立させています。

※4:VOC(Volatile Organic Compounds)…揮発性有機化合物

(kg)2022年度2023年度
VOC23,21722,468
廃棄物480,206502,083

4. 排水

トプコングループのコア技術であるレンズ製造、金属加工の各工程では大量の水を使用します。各工程で排出された水は、有機物や無機物を含んでいるため、生態系や人々の生活に悪影響を及ぼすことのないように排水前に水質汚濁防止法で定められた有害物質の基準値以下になるよう厳密に管理し、適切な排水処理を行っています。今後も各事業所ではリスクを把握するとともに、節水や水の使用量削減を推進し、水資源の適切な利用に努めます。

また、国内外のすべての製造拠点(16ヶ所)において、Aqueduct※5による水資源に関するリスクの調査を行いました(2023年8月)。ひとつの拠点が水資源の
利用のリスクが高い地域(Aqueduct Overall Water Risk:High)で操業していますが、当拠点での製造工程では水を使用していません。また、リスクが大変高い地域(AqueductOverall Water Risk:Extremely High)には製造工程を含む拠点はありません。

※5:WRI(World Resources Institute、世界資源研究所)が開発した水リスク評価のグローバルツール

国内製造拠点からの排水量(㎥)2022年度2023年度
本社22,38226,883
トプコン山形4,7945,177
トプコンオプトネクサス19,50819,931
合計46,68451,991

5.2023年度の環境関連の法規制に対する遵守状況とクレーム

2023年度の環境関連の法令違反は0件、クレームは0件、事故は0件でした(国内拠点)。

 

検索

Search